愛南町議会 > 2020-06-11 >
令和 2年第2回定例会(第1日 6月11日)

  • "保全事業"(/)
ツイート シェア
  1. 愛南町議会 2020-06-11
    令和 2年第2回定例会(第1日 6月11日)


    取得元: 愛南町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    令和 2年第2回定例会(第1日 6月11日)            令和2年第2回愛南町議会定例会会議録(第1号)                  招集年月日 令和2年6月11日(木曜)                  招集場所 愛南町役場議場                  開会 6月11日 10時00分宣告 1.議事日程  日程第 1 会議録署名議員の指名  日程第 2 会期の決定  日程第 3 諸般の報告  日程第 4 一般質問  日程第 5 承認第 1号 専決処分第2号の承認を求めることについて(損害賠償の               和解)  日程第 6 承認第 2号 専決処分第3号の承認を求めることについて(愛南町介護               保険条例の一部を改正する条例)  日程第 7 承認第 3号 専決処分第4号の承認を求めることについて(愛南町税条               例等の一部を改正する条例)  日程第 8 承認第 4号 専決処分第5号の承認を求めることについて(愛南町国民               健康保険税条例の一部を改正する条例)  日程第 9 承認第 5号 専決処分第6号の承認を求めることについて(令和2年度               愛南町一般会計補正予算(第1号))
     日程第10 報告第 2号 愛南町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について  日程第11 報告第 3号 愛南町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について  日程第12 報告第 4号 愛南町温泉事業等特別会計繰越明許費繰越計算書の報告に               ついて  日程第13 第41号議案 愛南町税条例の一部改正について  日程第14 第42号議案 愛南町国民健康保険条例の一部改正について  日程第15 第43号議案 愛南町後期高齢者医療に関する条例の一部改正について  日程第16 第44号議案 愛南町手数料徴収条例の一部改正について  日程第17 第45号議案 愛南町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営               に関する基準を定める条例の一部改正について  日程第18 第46号議案 愛南町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基               準を定める条例の一部改正について  日程第19 第47号議案 愛南町固定資産評価審査委員会条例の一部改正について  日程第20 第48号議案 R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事(分割の2)請負契               約の変更について  日程第21 第49号議案 R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事(分割の3)請負契               約について  日程第22 第50号議案 令和2年度愛南町一般会計補正予算(第2号)について  日程第23 第51号議案 令和2年度愛南町国民健康保険特別会計補正予算(第1号               )について  日程第24 第52号議案 令和2年度愛南町旅客船特別会計補正予算(第1号)につ               いて  日程第25 第53号議案 令和2年度愛南町上水道事業会計補正予算(第1号)につ               いて  日程第26 第54号議案 公有水面の埋立てについて  日程第27 同意第 1号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第28 同意第 2号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第29 同意第 3号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第30 同意第 4号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第31 同意第 5号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第32 同意第 6号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第33 同意第 7号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第34 同意第 8号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第35 同意第 9号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第36 同意第10号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第37 同意第11号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第38 同意第12号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第39 同意第13号 愛南町農業委員会委員の任命について  日程第40 同意第14号 愛南町農業委員会委員の任命について 2.本日の会議に付した事件  議事日程第1から日程第22 3.出席議員(15名)   1番 金 繁 典 子       2番  欠   番   3番 鷹 野 正 志       4番 原 田 達 也   5番 佐々木 史 仁       6番 坂 口 直 樹   7番 山 下 太 三       8番 中 野 光 博   9番 濱 本 元 通      10番 内 倉 長 藏  11番 宮 下 一 郎      12番 山 下 正 敏  13番 那 須 芳 人      14番 吉 村 直 城  15番 土 居 尚 行      16番 西 口   孝 4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者の職氏名    町長          清 水 雅 文    副町長         岡 田 敏 弘    教育長         中 村 維 伯    総務課長        浅 海 宏 貴    企画財政課長      立 花 慶 司    消防長         松 本 正 人    税務課長        山 本 光 伸    町民課長        中 田   章    農林課長        吉 村 克 己    水産課長        長 田 岩 喜    建設課長        近 田 正 二    商工観光課長      兵 頭 重 徳    保健福祉課長      幸 田 栄 子    高齢者支援課長     土 幡   淳    学校教育課長      岩 井 正 一    生涯学習課長      清 水 雅 人    防災対策課長      守 口 庸 夫    一本松支所長      尾 﨑 弘 典 6.職務のため出席した者の職氏名    事務局長        早 川 和 吉    局長補佐        小 松 一 恵                 午前10時00分 開会 ○議長(内倉長藏) ただいまの出席議員は15名です。定足数に達しておりますので、これより、令和2年第2回愛南町議会定例会を開催します。  まず、会議に先立ち、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、3密を防ぐため、ついたての設置及び説明員席、傍聴席に間隔を空けるなどの対策をしておりますことを報告いたします。  また、議場内でのマスクの着用を許可しています。  町長より招集の挨拶があります。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 皆さん、おはようございます。  本日は、令和2年第2回愛南町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かと御多忙の中、全員の御出席をいただき、誠にありがとうございます。  全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症は、感染者700万人、死者40万人を超え、多くの都市や地域でロックダウンや外出規制が実施されるなど、世界を大混乱に陥れ、現在は規制が緩和されつつありますが、各国の景気、とりわけ経済に甚大な影響をもたらしております。  日本におきましては、東京アラートが発動中であり、北九州市ではクラスターが発生するなど、感染拡大の第2波が懸念されている中、感染拡大を予防しながら新たな日常を作り上げるチャレンジが全国で始まっているところであります。  本町の新型コロナウイルス感染症対策本部の対応としては、町主催のイベント・行事の開催や町施設の使用を中止・自粛するなど感染防止の強化を図り、町民の皆さんに対しては、予防を徹底するため、防災行政無線、CATVを活用し、周知をしてきたところであります。周知・啓発に当たりましては、不要不急の外出や、感染拡大地域との往来を自粛していただくようお願いをするとともに、人権への配慮とプライバシーの保護を含め、冷静な行動を度重ねて呼びかけてまいりました。  町内の経済への影響については、3月に入った頃から飲食業、宿泊業などの売上が急減し、さらに外出自粛の長期化により、製造業、小売業等も大きなダメージを受け、深刻な経営難に直面をし、その状況は現在に至っております。  本町といたしましては、町内飲食店を応援する愛南応援プロジェクトを立ち上げ、町職員によるお弁当購入事業を初め、4月28日には、新型コロナウイルス感染症対策関連の補正予算を専決処分にて計上するとともに、国策であります特別定額給付金におきましても、町内約96%の世帯に給付を終えているところであります。  それ以外の本町独自の支援策としては、不要不急の外出自粛によります町民のストレスを少しでも軽減するため、飲食店のメニューが半額で味わえる半額テイクアウト事業、国の家賃助成の制度に先駆けて行う、店舗維持の負担を軽減する賃貸料の助成や、さらに、各種融資制度を利用した商工業者への上乗せ助成事業などを行っています。中でも半額テイクアウト事業は大変な盛況であり、飲食業の支援につながるものと考えております。  さらには、今議会で提案いたしておりますひとり親家庭等子育て応援臨時給付金新型コロナウイルス感染症対策中小企業者経営支援事業などを実施をし、町内の経済を支えてまいりたいと考えております。  例年、これからの時期、梅雨・台風等による本格的な出水期を迎えます。防災面におきましては、避難所における対策といたしまして、避難世帯ごとのスペースの確保や避難者の健康管理の徹底などの予防対策を講じる必要が指摘されており、避難所での過密状態を防ぐため、可能であれば、安全な親戚や知人宅等への避難を考えていただくよう、チラシやホームページで周知啓発をしているところであります。  現在、新型コロナウイルスの治療薬・ワクチンの開発が急ピッチで進められておりますが、いまだ承認されたものはなく、一刻も早い供給が待たれるところであります。新型コロナウイルスとの戦いは長期化するとの予測もあることから、今後も町民の健康の確保、地域経済・社会機能を維持することを最優先に、迅速に対応してまいりますので、引き続き議員各位、並びに町民の皆様には、御理解と御協力をお願い申し上げます。  本日は、議場に彩りを添えるため、愛媛県がデルフィニウムの新品種として開発し、愛南町で生産されたさくらひめを飾っております。連日、新型コロナ関連の暗いニュースが流れる中、このさくらひめの柔らかでほんのり温かみのある花で、少しでも和やかな雰囲気を演出できればと思っております。  本日提案の議案につきましては、専決処分の承認が5議案、繰越し報告が3議案、条例の一部改正が7議案、契約承認が2議案、補正予算が4議案、農業委員会委員の任命同意が14議案、その他1議案の計36議案であり、それぞれの議案につきましては、提案の際に詳しく説明をさせていただきますので、よろしく御審議をいただきまして、適切な議決を賜りますようお願い申し上げまして、招集の挨拶とさせていただきます。 ○議長(内倉長藏) 挨拶が終わりました。
     これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――             ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(内倉長藏) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、15番、土居議員と、16番、西口議員を指名します。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                ◎日程第2 会期の決定 ○議長(内倉長藏) 日程第2、会期の決定を議題とします。  お諮りします。  本定例会の会期については、議会運営委員会に諮り、本日11日から19日までの9日間としたいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日11日から19日までの9日間とすることに決定しました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                ◎日程第3 諸般の報告 ○議長(内倉長藏) 日程第3、諸般の報告を行います。  議長の活動状況報告については、お手元に配付のとおりです。  次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月現金出納検査の実施報告が提出されております。それによると、適正に事務処理並びに管理がなされておりますので、報告しておきます。  次に、議員派遣の中止についてですが、高速道路早期延伸に関する議会要望について、令和2年5月26日から27日に予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、議員派遣が中止となったことを報告しておきます。  以上で、諸般の報告を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                ◎日程第4 一般質問 ○議長(内倉長藏) 日程第4、一般質問を行います。  初めに、鷹野議員の質問を許します。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) 鷹野正志です。新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除され、本町愛南町におきましても、一日でも早く新たな日常が取り戻すこと、切に希望しております。  それでは、通告書に従いまして、一般質問を行いたいと思います。  1、新型コロナウイルス感染症対策の本町の社会経済・財政・教育分野における方針、政策についてお伺いいたします。  新型コロナウイルスの緊急事態宣言が日本全域で解除され、2次、3次感染に警戒しつつも新たな日常を取り戻すべく、日本全体で社会経済活動が本格的に動き出しました。本町でも、新型コロナウイルスの影響は大きく、国だけでなく愛南町独自の経済生活支援対策の専決処分をし、緊急的な対応をしているところですが、影響は多岐にわたっております。  そこで、本町の今後の方針、政策についてお伺いします。  1、本町の社会経済分野についてお伺いします。  今回の補正予算で、新型コロナの単独支援対策費は、専決処分と合わせ4億3,200万円余りに及んでおります。町単独の緊急の対応策で、町民、特に事業者にとって非常にありがたい支援事業であります。政府も先般、第2次の補正予算を組み、1次補正の補完的措置を取りましたが、地方行政の方が早期の対応で、政府のほうが後れを取っております。中には、ひとり親家庭等子育て給付金など、数件の重複する支援策が盛り込まれております。このような重複支援事業に対し、町として対策費の見直し、修正等あるのかどうかお聞きします。  今回の新型コロナウイルス感染症の対応策は、主に事業主の支援策が目立ち、一般住民は特別定額給付金の10万円だけなのかという声をよく耳にします。もちろん個人向けの支援策も各種公共料金や税金の減免、猶予措置、事業主からの雇用調整助成金、また、飲食業との相乗効果のあるテイクアウト半額制度などがあるわけですが、社会福祉協議会が行っている総合支援資金、福祉資金等、特に緊急小口資金の貸付制度はほとんどの住民が知りません。また、ホームページでも社協の個人向けの支援策は掲載されておりません。  これらを含めた個人向けの支援策の町民への周知は、どのように進めているのかお伺いします。  2、本町の財政面についてお伺いします。  今回、地方税の徴収猶予や固定資産税の軽減、減免措置等の支援対策を取られました。今後、町税の減収、税金の猶予期間終了後の滞納、また地方交付税の減額等、町の財政は大丈夫なのか懸念されると思いますが、町の財政はどのような状況になるとお考えなのかお聞かせください。  今回、補正予算でコロナ対策費は財政調整基金、また予備費から繰り入れると聞いております。新型コロナウイルスの影響で各種イベント等が中止になっており、減額補正されると思いますが、この予算はどのように使われるのかお聞きします。  町の自主財源確保には、ふるさと納税制度は重要な役割を担っていると考えます。今回の補正でも、ぎゅぎゅっと愛南!夏の陣中見舞いと称し、鯛の需要拡大を図るとともに、一部ふるさと納税の申込みを送付する計画です。いいアイデアがあればどんどんふるさと納税事業を拡充すべきだと考えますが、どう思われるか。また、今後、新たな取組があればお聞かせください。  3、子供の教育指導、学校運営についてお伺いします。  ようやく学校も平常に戻りつつありますが、9月入学案が浮上するほど影響は大きく、保護者は子供の学力、体力の低下や精神的負担を非常に心配しておられます。教職員もこれまで創意工夫しながらの学習指導は大変だったと拝察するところですが、この重要な2か月間のブランクを埋めるべく、今後の行事等を含めた予定はどのようになるのか。当然、夏休み短縮等、出てくると思いますが、町の方針を具体的にお聞かせください。  ICT教育の推進が進む中、本町でもデジタル教科書の導入など、整備が少しずつですが進んでおります。今回、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、子供の自宅待機の状況を踏まえ、文科省のGIGAスクール構想、これの早期実現への支援が急加速しました。これを受け、本町でも補正で端末機器、タブレット、インターネット環境、プロジェクター等の整備費を計上しています。これからの時代、ここ訂正ですが、新学習指導要領に沿った教育の実現、また、教職員の働き方改革やオンライン授業の一助になると大いに期待しております。細かな整備内容は検討していると思いますが、現在考えている構想案を具体的にお聞かせください。  近い将来、各家庭のインターネット環境により、タブレットを家庭に持ち帰って学習することができる。また、タブレットを使った本の読み聞かせや読書も可能になります。言わば電子図書の機能も備わってきます。  今後、タブレットを活用した読書の推進は考えているのか、お伺いいたします。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 鷹野議員から答弁分割での質問がありました。  新型コロナウイルス感染症対策の本町の(社会経済・財政・教育)方針、政策について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 鷹野議員の質問にお答えをします。  まず、第1の質問、新型コロナウイルス感染症対策の本町の社会経済・財政・教育方針、政策について、1点目の本町の社会経済分野についてですが、今回の補正予算では、ひとり親家庭等子育て給付金事業や家賃補助事業が、重複する支援事業になるかと思います。  ひとり親家庭等子育て給付金事業につきましては、国の支給が8月になることから、現在の生活と子育てを支援する観点から、できるだけ速やかに支援を行うことを目的に給付を行うもので、町としては国の支援の上乗せ支援として考えており、対策の見直しはありません。  また、家賃補助事業につきましても、国に先行して7月以前の3か月分の補助を実施しておりますので、重複に伴う修正などはありません。  次に個人向けの支援策の町民への周知についてですが、町といたしましては、広報、ホームページ、ケーブルテレビ、防災行政無線等で周知を行っています。  社会福祉協議会の緊急小口資金の貸付制度等については、社会福祉協議会と連携し、相談者の利便性に配慮し出張相談といった形で、各支所に出向いて相談を実施をしております。  まだ、十分に周知ができていないのではないかとの御意見ですので、広く町民に周知できるよう継続して広報に努めたいと考えております。  2点目の本町の財政面について、町の財政はどのような状況になるかについてですが、町税の猶予については、確かに猶予期間終了後において滞納になることが懸念されるところではありますが、しっかりと納税相談を行いながら、分納、またはどうしても納税が困難な場合は、既存の徴収猶予を活用して対応していきたいと考えております。  町の財政につきましては、国における地方交付税の今後の取扱いや税制改正の動向など不確定な要素を含みますが、人口減少等による町税の減収、高齢化の進展による社会保障費の増加等を見込みながら、健全な財政運営に努めてまいります。  コロナウイルス感染症対策費としては、国から交付される、新型コナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用するとともに、不足する財源は、財政調整基金やイベントの中止により減額する財源等で対応することとしていますけど、現在の財政運営を堅持していれば、少なくとも大きく財政が悪化することはなく、通常の住民サービスや公共事業も行うことができますので、今後も政策の選択を進めた上で総合的に判断し事業を決定していきたいと考えております。  次に、イベント中止による減額分の財源活用についてですが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって、第9回いやしの郷トライアスロン大会を初め、事業実施を中止とした事業費については、今回の補正予算提案で減額しておりますが、減額した財源は、ぎゅぎゅっと愛南!夏の陣中見舞い事業ほか、コロナ対策費等の一般財源分として対応をしております。  次にふるさと納税事業を拡充するための、新たな取組についてですが、ふるさと納税は、本町の重要な自主財源の一つであります。昨年度の愛南町のふるさと納税の実績額は、過去最高額に迫る約1億1,200万円となっております。今年度も、新たな取組を提案しながら、過去最高額を目指しております。その新たな取組の一つが、ぎゅぎゅっと愛南!夏の陣中見舞いと銘打った事業で、町とゆかりのある都市部にお住まいの、町の親善大使や愛南同窓会の方々など、愛南町を応援してくれる関係者に、販売不振が続いている養殖真鯛をお送りし、販路拡大の協力を求めることを目的としております。併せて、ふるさと納税への御紹介や御協力もお願いすることとしております。  また、次なる取組として、返礼品ラインナップの充実を図ってまいります。町の魅力ある地場産品の掘り起こしや愛南町に来て体験できる観光融合型の新しい返礼品を追加をします。  ふるさと納税で、全国の皆様に応援していただける選ばれる町になり、より一層の認知度の向上を目指してまいります。  以上、私からの答弁といたします。  3点目の質問については、教育長のほうから答弁をいたします。 ○議長(内倉長藏) 中村教育長。 ○教育長(中村維伯) 3点目の子供の教育指導・学校運営についてですが、5月25日の学校再開後の1週間は、子供にどれくらいの負荷がかかるかを想定しながら、カリキュラムや授業の補充よりも、子供たちが学校に来てよかった、学校は楽しいところと感じられる教育活動を優先しました。  今後は、学習保障をどうするかが問われるわけですが、まず、授業時数の補充については、夏休み短縮などで対応します。具体的には、夏休みは8月の1日から23日までとします。併せて7時間授業も選択肢とします。焦ることは禁物ですが学習保障についてできる限りの努力を行ってまいります。  行事についても見直します。中学校の総体と小学校の水泳大会は中止にしました。運動会、修学旅行は実施予定ですが、日程や内容の変更を検討しています。その他の行事も、今後の状況に合わせて検討します。  なお、今回の新型コロナウイルス感染症予防対策が、誹謗中傷、人権侵害、そしていじめの助長につながらないよう、各家庭とも連携して対応するよう学校にはお願いをしております。  続いて、GIGAスクールの現在考えている構想についてですが、GIGAスクールの整備方法につきましては、児童・生徒への1人1台端末の整備と各学校における高速大容量通信ネットワーク環境の構築によりICT教育の充実を図ります。  整備後に期待される効果としては、ネットワーク環境を活用した動画等各種コンテンツの活用はもちろんですが、児童・生徒が自分の意見と他人の意見を画面上で比較参照しながら自らの考えを論理立てて伝えるなどの、新しい学び方も展開できます。  教員側も、授業準備が軽減されるとともに、児童・生徒の学習の進み具合などを端末で確認することで、個々の状況に応じた指導につなげることができます。  さらに、オンライン学習の実現によって、今回のようなコロナ対策による臨時休業、長期休業中の学習保障や、児童・生徒の家庭での表情や生活も確認しやすくなるものと考えております。  最後に、タブレットを活用した読書の推進ですが、電子書籍については、電子図書の機能を備えるためには、電子図書サービスを提供する業者と契約をする必要があります。現在のサービス状況などを勘案すると、端末を使った児童・生徒の読書活動の推進は難しいかと思われます。今後の展開は注視する必要がありますが、当面は学校図書室を充実することで、読書習慣の定着を目指してまいります。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長藏) 鷹野議員、1の1について再質問ありますか。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) 今回のですね、コロナウイルスでですね、休業になった、1か月以上店を休まなきゃいけない、あるいは失業した、それで生活費がない、家賃が払えない、そういった個人の方、いろいろ声を聞いております。それで、特にですね、社会福祉協議会は、一応、いろいろなですね、総合支援資金ですとか、教育支援資金、あるいは福祉資金等いろいろあるわけですね。ただ、それが今回あまり表立って出てきていないという状況であります。やはり、そういった情報は早く流す必要もあり、町民も社協に年会費を払っているわけです。そういう制度を利用するために、年会費を払っているんだと思いますが、そういう制度を知らない町民がかなりいる。当然、社協は外郭団体ですけれども、やはり町民は社協は町の仕事やというふうに思っているわけです。  そういった部分でですね、その社協と、窓口は保健福祉課ですか、町との連携が取れているのかどうか。先ほど連携を取りながらということですが、実際はそこまでいっていないんじゃないかと思いますが、その辺、社協との連携あるいはそういうつながり、情報交換、その辺をもう一度お聞きします。 ○議長(内倉長藏) 幸田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(幸田栄子) お答えします。  社会福祉協議会との連携ということですが、今回のコロナ対策において、まず、町に窓口を設置してはどうかというところも1点提案はしております。でも、まずはフットワーク軽く現場に赴いての相談体制をということで、現在の体制を取らさしていただいております。  町民への周知につきましては、ホームページ等でも少し情報が分散していて、分かりにくいという点はありましたので、その点につきましては改善をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) 保健福祉課も感染拡大防止とかそっちの業務でですね、大変忙しい毎日を送っていたと思いますが、やはりそういう情報はですね、発信を、分かりやすく発信していただきたいと思います。  そういう情報発信ということで、私失望したのがですね、6月の広報なんですね。6月広報の中、こういった全国で緊急事態宣言が出ている、町長自ら不要不急の外出自粛、あるいは感染防止対策で町民に訴える、そういう緊急の中でですね、連休前にもいろんな国の政策がいろいろ出てきました。それのそういう緊急性の中で、6月号の広報を見まして、トピックスの一面にないわけですよね。当然、町民の福祉の向上、町民の生活を守るのが町の職責だというふうに私は思います。  そういった中、トピックスの中でも一面に来ない、これはちょっとおかしいんじゃないかっていうふうに思いました。また、そういう支援の対策の中ででもですね、特定給付金があって事業者向け、個人向け、ちゃんと分けてですね、各担当課が違う国・県・町、いろんな支援策があるわけで、やはり町民サイドから分かりやすい広報にしていただきたい。特に社協の職員と、例えば緊急小口制度載せるって聞いてますよって言うたんで6月号探したんですよね。そしたら後ろのほうのページの、その1ページの8分の1ぐらいちょこっと載っとるだけなんす。これじゃあ町民は広報読みませんよ。もっと分かりやすい広報であってほしい。その辺、どう思うでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 浅海総務課長。 ○総務課長(浅海宏貴) 広報の件につきましては、総務課のほうからお答えさせていただきます。  議員がおっしゃるように、6月号の広報につきましては、新型コロナウイルス関連の記事について、町からのお知らせ、それから県からのお知らせと別々に記事が掲載されておりまして、集約をされてなかったと記憶をしております。  議員の御指摘の件につきましては、極力同一関連記事につきましては、1か所に集約するように今後心がけて、町民の皆さんが読みやすく、また読みたくなるような広報誌の紙面作りを目指してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 今朝の朝礼でも申し上げましたように、再質問は簡潔にお願いをしたいと思います。非常に長くなっておりますので、お願いをいたします。  鷹野議員、ありますか。いいですか。  では、鷹野議員、1の2について再質問はありますか。
     鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) すみません、話し出すと長くなるもんで、簡潔に質問いたします。  財政面につきましても、当然、先般届いたアベノマスク233億、ほんで財政規模で117兆円、財政支出で73兆円いう、そういう補正を組んでおります。国の財政もつんやろかというふうに思うわけですが、町にとっても今後、財政収入、減収するわけで、地方交付税等減少すると思います。  先ほどですね、町長の答弁で圧迫されることはないというふうにお聞きしまして、一部安心はしております。  そこでですね、国もですね、またいろんな税金で国民に圧迫するとは思いますけど、町として今のところ町税の値上げっていうのはないと理解してよろしいでしょうか、お聞きします。 ○議長(内倉長藏) 山本税務課長。 ○税務課長(山本光伸) お答えいたします。  町税の税率を上げたりするようなことはないです。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 鷹野議員、1の3について再質問はありますか。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) 学校関係、教育関係の問題ですけど、本当に長期にわたり学校が休校になり、子供たちも大変な日々を送っていると思います。聞くところによるといきなりテスト、テストで、今の学力を調べるみたいな、そういうこと、高校ですけど、そういうところが見えてきて、あまりにも負担のないようにという、先ほど教育長もありました。本当にですね、保護者の方、心配しておられます。  そこで、夏休み返上とかあるんですけど、本当にですね、学力、特に学力なんですけど、取り戻せるのかっていう、そこら、年度末2月頃、通知表のときのテストもできていないとか、そういったこともあると思います。その学年学年における学力ですね、これは本当に今後取り戻せるというふうに思っているでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) 学力を取り戻せるかということなんですけれども、それについては、ここで必ずしも大丈夫と言い切れるものではないというふうには考えておりますけれども、いわゆる不足する時数なども勘案しながら、少しずつ進めていくように学校のほうには指示しております。  その上で、先ほど教育長からも答弁したように、焦って子供たちに、また御家族に御不安を与えるのではなく、少しずつ、一歩ずつ進めていって、そういった学力の取戻しにつなげていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) ぜひですね、学校の先生も大変だと思いますけど、臨機応変にですね、状況を踏まえながら、また、教育委員会と学校と密に連携を取って学校運営、健全にしていきますよう、よろしくお願いしたいんですが、ICT教育、GIGAスクールの件なんですけど、今からの時代、当然ICT教育という方向で行くと思います。これにはかなりの時間が要ると思います。学校の教職員の指導、またICT支援員を置いたりですね、その準備期間かかると思います。そういったタブレットを使った授業がですね、どのぐらいをめどに、本格的に始まるのはいつ頃と計画しておるでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) タブレットの導入に関しましては、購入に関して、今、いろいろ状況等を調べております。場合によっては、なかなか年度末いっぱいになる可能性もございます。これは全国一斉にそういった形になりますので、そういう状況は起ころうかというふうに考えておりますが、先駆けてモデル的なクラス等を作って、そういう研究を、研修含めてやっていきたいというふうに考えております。  失礼しました。大体、2学期入ってから、その取組ができればというふうに考えております。  以上です。  本格的な授業に関しましては、そのモデル的なものを踏まえながら、実際に物が入ってからになろうかというふうに考えておりますが、この端末が入る時期に関しては、これからですので、いつというふうなちょっと明言は今できないというところで御理解いただけたらと思います。 ○議長(内倉長藏) 鷹野議員、よろしいですか。  次に、2の質問を許します。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) 2番目の質問をいたします。  行政区の統合・合併についてお伺いします。  愛南町の人口は、5月1日現在で2万748人、全行政区数は127、そのうち限界集落は49地区に及び、実に4割弱が限界集落となっております。また、世帯数の一番少ない行政区はわずか3世帯で、1つの地区として機能が成り立たなくなってきております。  人口減少に伴い、地区の行事、一斉清掃であったりお祭り、敬老会などなどの行事ができなくなった。行政協力員の成り手がいない。組入り世帯が離脱する、組入りをしていない人がごみ捨てのルールを守らないなどなど、地区の運営にも年々弊害が生じてきております。  町として、このような状況をどのように捉え、今後、どのような方針、お考えでいるのかお伺いします。 ○議長(内倉長藏) 2の行政区の統合合併について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、行政区の統合・合併についてですが、行政区の活動は、昔から続く近所付き合いや人間関係、相互扶助の精神により支えられてきましたが、近年は少子高齢化や若者の都市部流出、生活スタイルの変化、あるいは近隣住民との関係の希薄化などの様々な要因により、議員御指摘のとおり、その活動は、一部の地域では、年々困難な状況も生まれていると聞き及んでおります。  しかしながら、行政区の統廃合は、関係住民の生活に大きな影響を及ぼす、非常にデリケートな問題であると考えております。  行政区は、自治会ともいわれ、住民自治が基本であり、その活動は、祭りや神事、伝統芸能、地区行事などの実施のほか、地区が保有する財産の管理など、一つの行政区が担う役割は多岐にわたっております。  そのため、行政区の統廃合に関して、最も重要なのは、そこに暮らす住民の方々の意思決定であり、行政はこれを最大限尊重すべきと考えております。  このようなことから、町としましては、行政側が主導し画一的な統廃合を計画するよりも、まずは、住民の方々からの意思決定を優先し、行政はその側面支援を担う形が望ましいというように考えております。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長藏) 鷹野議員、再質問ありますか。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) これ、15年前合併したとき、地域懇談会で私質問しまして、痛みを伴う合併時だからこそ、その地区の統廃合も考えたらどうかというふうに、2年連続で質問したことがあります。当然、先ほど町長が言っているとおり、それはそこに住んでいる人の住民の意思決定であると、それは当然私も分かりますし、今でもそのように認識はしとるわけであります。  しかしですね、例えば今回コロナ対策で総会がなくなった、その総会費を各家庭にマスク1箱ずつ配った、そういった地区もあるんですね。やはり、地域とのコミュニティ、盛んに行っているとこ、そうでないとこ、最近ちょっと格差が出てきているんじゃないかというふうに、非常に思うわけです。  また、防災面から言いますと、火災発生時にですね、少ない世帯で緊急を要する、最低5人が要る消火活動、これもできない。迅速、確実、安全にできない。また、地区の地域防災といいますか、自主防災組織、要援護者いる中で、そういった対応もなかなかできないというような状況は出てきていると思います。  それで今回、特に提案というか投げかけなんですが、その合併統合というのは別にしなきゃいけないとかそういうこともないし、各地区の自由であります。そういう問題は抜きにしてですね、町として、今現状をもう少し把握して、どのような地区運営しているのか、そういったアンケートなりそういった時期に来ているんじゃないかというふうに思うわけですが、そういうアンケート調査等、各地区の現状を把握する、そういう機会にすべきだと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 浅海総務課長。 ○総務課長(浅海宏貴) 地区へのアンケートの件なんですけれども、今の時点ではそれは考えてはないんですが、統合・合併の機運が高まれば、そういうことも、アンケートを取るのも一つの方法だと思っております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) いいです。 ○議長(内倉長藏) いいですか。はい。  これで鷹野議員の質問を終わります。  次に、宮下議員の質問を許します。  宮下議員。 ○11番(宮下一郎) 議席番号11番、宮下一郎です。  新型コロナウイルス対策関連の質問を、通告書に従って3項目お伺いいたします。理事者におかれましては、コロナ対策に前向きで町民に安心感を与えられるような答弁を期待いたします。  質問1、町発注工事新型コロナウイルス感染防止対策について。  ①愛南町発注工事、令和2年2月14日と4月22日に入札執行公表されている10件の工事のうち、特に4月22日入札した工事は、新型コロナウイルス感染防止対策、3密回避の密接になる工事が避けれない工事箇所が随所にあると思います。感染予防に配慮した指導、注意喚起はどのように指示されたのかお伺いをいたします。  ②建設業法、公共工事標準請負契約約款に基づき、対等な立場で新型コロナウイルス感染防止対応、現場の感染防止対策などの協議、指示・指導ができていたのかお伺いします。また、この4月22日分、各工事担当別々にお尋ねをいたします。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員から答弁分割での質問がありました。  町発注工事コロナ感染防止策について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 宮下議員の質問にお答えをします。  まず、第1の質問、町発注工事コロナ感染防止策について、1点目の感染予防に配慮した指導、注意喚起はどのように指示されたのかについてですが、令和2年2月14日及び4月22日時点では、建設事業者のみに向けた感染予防の注意喚起は直接的に行っておりませんが、県建設業協会南宇和支部より、2月27日以降、国土交通省等から通知のあった感染症対応に係る通知連絡は、随時、会員に配布をし、感染予防の対応に当たっているとの報告を受けております。また、新型コロナウイルス感染予防策として、町のホームページに、国のホームページに掲載されております、業種別ガイドラインのリンク先を貼り付け、感染症感染予防対策の周知を図っております。  2点目の対等な立場で新型コロナ感染防止対応、現場の感染防止対策等協議、指示、指導ができていたのかについてですが、本町では建設業法、工事請負契約書に基づき、おのおの対等な立場で契約を締結しており、契約締結後の打合せ時に、総括責任者である現場代理人と、工事内容を踏まえ、現場や事務所等において、従業員等の感染症感染防止に努めることについて、協議、確認を行っております。  具体的には、一本松温泉あけぼの荘大浴場傾斜部壁仕上げほか改修工事及び一本松公民館広見分館空調設備改修工事におきましては、感染予防に配慮した指導、注意喚起について、着工前、現場代理人及び設計監理者の3者での打合せにおいて、国の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針を踏まえ、作業従事者の体調管理、工事現場における換気対策、マスクの着用、3密の回避等、感染拡大防止に最大限配慮した対策を講じるように、口頭で指示を行い、現場立会い時には、その都度、状況確認及び注意喚起を行い、感染拡大防止に努めております。  また、夢創造館空調機器設備改修工事におきましては、工事の打合せの際に、町の現場担当者から感染予防回避の徹底について、口頭で指示を行っております。工事に際しては工事請負業者も新型コロナ感染症拡大防止を踏まえた工事及び業務の対応に遵守し、マスク、入室前の手指消毒、換気対策など徹底していただいていることを町の現場担当者が確認をしております。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員、1の1について再質問ありますか。  宮下議員。 ○11番(宮下一郎) ただいま町長の答弁におきまして、注意喚起は愛南町はしていないということでしたかね。県また建設協会のほうからの指導、注意事項があったので、町はしていない。特措法の目的にですね、国民の生命及び健康を保持し、並びに国民生活及び国民経済に及ぼす影響は最少となるようにすることが目的としておりまして、特措法の第45条、感染を防止するための協力要請では、感染の防止に必要な協力を要請することができると明記されておりまして、工事現場の工程、品質、安全管理、労働安全衛生法などについては、この委託管理業者が業務としてやっておるわけですが、特措法の緊急事態宣言が発令されたこの新型コロナウイルス感染対策についてですね、発注者である町が指導、責任するべきと私は考えますが、再度お伺いいたします。 ○議長(内倉長藏) 立花企画財政課長。 ○企画財政課長(立花慶司) お答えさしていただきます。  労働安全衛生法の中に、換気などに努めながら従業者の方々の健康保持というところもございます。それと、町ホームページに各業種団体のガイドラインが国のほうで策定をされ、それをリンクという形で周知ということが実態ではありました。  宮下議員の御指摘のとおり、やはり新型コロナ感染拡大に係る感染予防対策っていうのは、当然重要になってまいりますので、今後、落札時におきまして、請負業者に対しまして、5月14日に国土交通省のほうが建築物等に係るガイドラインを策定をいたしておりますので、そういったガイドラインを送付すること。あるいは、その現場におきまして注意喚起に係る掲示をお願いすること、そういった形で主体的に感染予防に対して周知をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員。 ○11番(宮下一郎) 私がこの問題をあえてこの再々質問をすることはですね、一般論の感染予防という観念では駄目だという状況だったと思います。4月の7日でしたかね、7都道府県のコロナの緊急事態宣言後、ゼネコンの各社はですね、作業員の安全を最優先して、発注者と協議合意した上で、全国の工事現場を中断しとるんですよ。個人の発注者ならばなかなかそういう協議もできないと思いますし、配慮も足らないことも多いと思いますが、愛南町が公共の工事を発注しているんですよ。また、その3月2日の愛南町で感染者が出てからですね、4月の10日、愛媛県知事が愛南町宿毛方面の注意喚起情報が、メッセージが流れて、4月の16日に全国のコロナ感染緊急事態宣言がされたさなかのこの22日の入札なんです。ほかのとことまた状況が違うやないですか。愛南町は残念ながら本当に患者さんのこの狭いエリアの中で、発生したエリアというのは狭いんですよ。もし点で表すんだったとしたら、点がくっつくぐらいの狭い中、その患者さんがそういった狭い中の、またその中に現場が全部集中しておった。  換気工事なんかもう1人じゃできませんよね、見てのとおり空調機2人か3人でないと取付けできませんよ。  先ほど答弁でもありましたように、注意があったということは、子供たちに感染しないように注意をしてくださいという注意はあったそうですね。私もきちっとは聞き取り調査ができてない部分もあるんですが、若干、現場に行って聞いたりすると、行政側から指導が子供たちにも換気、空調工事する場合に感染しないような注意を払ってくださいということはあったらしいですが、現場の作業員にあなたたちは注意しなさいということは全くなかったと。これが私は残念なんですよ。  公共の工事を発注しながら、ゼネコンは全国で休業する。町の小さな事業所は何か情けないな、役所というのはそんなに配慮もないのかなというので再質問しておるんですが、なぜ、なぜ本当にこの注意喚起の指導が愛南町からなされずに入札を終えて、現在に至っておるのか、再度、再度お聞かせください。 ○議長(内倉長藏) 立花企画財政課長。 ○企画財政課長(立花慶司) お答えいたします。  宮下議員の御指摘のとおり、入札時におきまして、感染予防に対応する支援策の周知っていう意識が希薄であったところは事実かと捉えております。と申しますのも、工事現場を実施する際には、現場現場のほうで町の担当課のほうが具体的な指示、確認を行うという前提があるかと思いましたので、総体的な周知というところは、ちょっと意識が薄くてですね、その工事ごとの担当課においてその辺が徹底されるだろうという一部私どもの思い込みもございました。  ただし、先ほど申しましたように、幾ら労働安全衛生法にうたわれているからといいましても、やはりコロナ感染症対策っていうのは、日々の生活の中、あるいはその仕事の中での注意喚起っていうのは常に必要になってくるかと思っておりますので、今後は、先ほど申しましたように、国のガイドライン、5月17日付で作成をされておりますので、具体的なマニュアル等の指示も記されております。そういったところで、幅広く注意喚起を行いながら、感染予防に努めていただくことにしていただきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員、1の2について再質問ありますか。  宮下議員。 ○11番(宮下一郎) 1の1と重なる点も内容があるとは思いますが、答弁の中で現場代理人と協議したという答弁でした。公共工事標準請負契約約款に定めております条件変更、第18条の5では、設計図書の明示されていない施工条件について、予期することのできない特別な状態が生じたことと明記されております。また、18条4の2では、全期に該当し設計変更する場合で工事目的物の変更を伴うものは甲が行う。いわゆる発注者、愛南町が行うと記載をきちっとされておるんですよね。  また、これは約款に定めておりますが、ほかにも請求、通知、報告、申出、承諾、解除等は書面によって行わなければならないと定められておりますが、書面でされておるんですか。特別な特措法の緊急事態宣言の報告も怠っていたのではないか、これきちっと書面で甲が行うというふうにうたわれておりますが、これもお尋ねいたします。  コロナ感染防止対策のためですね、工事工程の設計変更が必要ではないかという、やっぱり発注者としてですね、思いやりや配慮が僕はなかったということを、先ほども言いましたが、各工事現場の担当課である課長に当たるんですか、それぞれの現場によって状況が、工事現場の状況が若干違うもんですから、各課の課長のお考えも再度お伺いします。  それと、先ほど答弁もありましたが、対等な立場でという、この対等な立場を僕は対等ではなかったと思うんですよ。感染するかも分からない、あの当時の愛南町の状況の中、真っただ中ですよ、それもやっぱり協議しないというのは、対等であったとは僕は考えられないんですが、それでもまだ対等な協議がなされて契約に至って工事を発注したのかという点も、再度各担当課それぞれお考えをお尋ねします。 ○議長(内倉長藏) 尾﨑一本松支所長。 ○一本松支所長(尾﨑弘典) 今の担当課としての状況をお伝えしたいと思います。  あけぼの荘の改修工事におきましては、5月の7日、工事着工前の現場打合せにおきまして、先ほど町長御説明したとおり、設計監理者、現場代理人含めてコロナウイルス感染症の拡大をしているさなかということもありまして、最大限3密回避におきまして、工事現場で密にならないようにすること、換気対策に十分気をつけること、作業現場に入られる方の作業員につきましても、現場代理人のほうから注意喚起を徹底すること、作業事務所にアルコール消毒液、先ほどの掲示物を掲示をすること、その旨を作業に入る前には必ず確認をしてやるということを確認をして協議をしております。  工期等につきましても、コロナウイルスによる部品の調達の遅れ、作業員の不足による工期の遅れ、これについても検討を十分していただくように話合いをしております。その上で工期の延長も、特に事業者のほうからは現状としては申出がないという状況にあります。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 幸田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(幸田栄子) 私のほうからは、夢創造館について報告をさせていただきます。
     夢創造館におきましては、4月30日に町の担当者、請負業者、工事監督員の6名で打合せを行っております。その際にも、十分に職員間の距離も取って換気、当日参加者の体調管理、マスクの着用、3密回避などの確認についても行っております。  当日の協議書にも、確認事項としてコロナ対策について関係者で話し合ったということを記録していることを確認はしております。  工事の実際につきましては、5月20日から屋外工事からといった形で対応をしているところです。工事に当たっても、先ほど言った感染予防については、常に町の担当者が現場のほうで確認をしております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) ただいま、宮下議員の質問中でありますが、暫時休憩いたします。  休憩中に換気と消毒を行いますので、よろしくお願いをいたします。  10分間、11時18分から再開いたします。               午前11時08分 休憩            ―――――――――――――――――               午前11時18分 再開 ○議長(内倉長藏) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、2の質問を許します。  宮下議員。 ○11番(宮下一郎) 2の質問の前に、先ほどの1の質問の中での答弁が、再質問のお返事が返ってきてないんですが、構いませんか。  発言許可頂けますか。 ○議長(内倉長藏) 許可します。 ○11番(宮下一郎) 報告、協議はした特措法の関係で協議はされたという、現場代理人と協議はされたという答弁でしたが、緊急事態宣言のこういう協議、書面によって行わなければならないと定められておりますが、書面はあったんでしょうか、なかったんでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 尾﨑一本松支所長。 ○一本松支所長(尾﨑弘典) お答えいたします。工事打合せに際する先ほどの指導注意喚起をしたということについては、口頭で指示を行い、書面は提出をしておりません。工事打合せ簿の中に発注者のほうから注意、口頭で指示をしたと。請負のほうにつきましては、その旨承諾をしたというふうな形の書類では残しておりますけれども、指示に関することに関して文書では出しておりません。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 幸田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(幸田栄子) 夢創造館についてお答えします。  夢創造館につきましても、口頭の指示ではあり、書面での指示という形は取れておりませんが、記録として当日、その旨について協議して確認をしているという記録を残しているような状況です。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員。 ○11番(宮下一郎) 契約約款に定められている以上、報告した場合、書面によって行わなければならないと定めておりますので、今後、注意をしていただきたいと思いますが、これで終わります。  2番に行っていいですか、議長。 ○議長(内倉長藏) はい。 ○11番(宮下一郎) 災害発生時の避難所対策についてお伺いをいたします。  ①新型コロナウイルス感染予防対策、避難所の分離分散などの避難への備え、対応策の見直しが必要ではないかと思います。現在、町で計画しておられる現状を再確認さしていただくためにお伺いをいたします。  ②防災備蓄倉庫の新型コロナウイルス感染予防用品などの充実はできているのかお尋ねいたします。先般、全員協議会のときに予算計上のために若干説明はあった部分は承知しておりますが、改めてお伺いをいたします。  ③町民にも防災グッズに感染予防用品を準備し、協力を求める必要があるのではないかと考えますが、広報はしておられるのか、していないのかお尋ねいたします。  ④特に高齢者や体の弱い人たちの避難指導、新型コロナウイルス感染予防対策についてお伺いをいたします。 ○議長(内倉長藏) 2の災害発生時の避難所対策について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 宮下議員の質問にお答えをいたします。  第2の質問、災害発生時の避難所対策について、1点目のコロナ感染予防対策、避難所の分離、分散等、避難への備え対応策の見直しが必要と思うが、町の現状計画を伺うについてですが、本町では、避難所における新型コロナウイルス感染症対策としまして、5月21日付で新型コロナウイルス等感染症を踏まえた避難所開設運営方針を策定し、避難世帯のスペースの確保や、避難者の体調管理、避難所の衛生管理などの感染予防対策を実施するよう、全職員に周知をしたところであり、今後はこの運営方針に基づき避難所運営マニュアルの改訂を行う予定であります。  避難所の分離、分散等については、これから風水害等が心配される時期でありますが、1つの避難所に避難者が集中しないように、従来の災害時よりも多くの避難所を開設します。また、避難所での飛沫感染を防ぐためのパーティションやマスク、消毒液などの衛生用品について、今後計画的に備蓄する予定であります。  2点目の防災倉庫のコロナ感染予防用品充実はできているのか伺うについてですが、各地域の津波一時避難場所に設置をしています防災倉庫の備蓄については、各自主防災会が管理することになっており、町として感染予防用品は配備をしておりませんが、開設する避難所には、飛沫感染を防ぐためのパーティションやマスク、消毒液などの衛生用品の配備をいたします。  3点目の町民にも防災グッズに感染予防用品の準備協力を求める広報は、どのように広報しているのか伺うについてですが、広報あいなん6月号配布時に、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための避難行動についてのチラシを全戸配布しており、その中で、マスクや手指消毒液などの衛生用品の備えについて記載をしております。また町ホームページの新型コロナウイルス感染症に関する情報特設ページにも掲載をしております。  4点目の特に高齢者や体の弱い人たちの避難指導、コロナ感染予防対策について、伺うについてですが、高齢者や体の弱い方の避難指導については、災害時要配慮者は避難に時間を要することが考えられるため、町ホームページや地域の防災学習会等を通じて、早めの避難の必要性を繰り返しお伝えしているところであります。  次に新型コロナウイルス感染予防対策についてですが、高齢者や体の弱い方は、健康な方に比べて、感染すると重症化するリスクが高いとされております。対策として考えられることは、既に周知されているように、十分な栄養と休養等での健康管理、手洗いの徹底やマスクの着用、3密の回避等、これらを徹底していただくことが重要であることから、避難所においては、高齢者等に対して、職員から積極的な声かけを行い、状態観察を実施してまいります。  今後も、防災行政無線や地域の防災学習会等を通じて、早めの避難行動の重要性や感染予防対策について、高齢者や体の弱い方に伝わるように取り組んでいきたいと考えております。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員、2の1について再質問はありませんか。  宮下議員。 ○11番(宮下一郎) 5月21日付で作成して順次検討しているという答弁でしたが、今までと違って、仮に体育館を避難所にしている場合に、2メートル以上仮に離すとしたときに、1人が4平米要るんですかね。2メートルずつ間隔を取るとしたら。それで、本当に普通の狭いところでは収容できない、僅かな人数しか収容できないっていう状況が考えられますので、当然、分離・分散した避難所の周知を住民に求めていかなければならないと思うんですが、今までと違った周知をすることによって混乱を招く危険性も考えられますが、どのように対応していくお考えか再度お尋ねいたします。 ○議長(内倉長藏) 守口防災対策課長。 ○防災対策課長(守口庸夫) お答えします。  特に住民の方への周知なのですが、特に今月号の広報あいなん時に各世帯に配布した新型コロナウイルス感染症予防対策のための避難行動についてというチラシの配布をしております。その中で、災害時に避難する場合に3つの密による感染リスクを避けるため、人との接触を減らすことが大切であるとして、在宅避難や安全な親戚、知人宅への避難についても考えていただくように記載をしております。  そのことについては、またホームページのほうでも新型コロナウイルスの特設ページのほうでも周知をしております。  また、今後、自主防災会や各事業所等での防災訓練、防災学習のときにも、そういう避難所の分散避難であったり、分離避難であったり、そういうことをまたいろいろと周知をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員、2の2について再質問はありますか。 ○11番(宮下一郎) ありません。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員、2の3について再質問はありますか。 ○11番(宮下一郎) ありません。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員、2の4について再質問はありますか。  宮下議員。 ○11番(宮下一郎) 多くの質問が後の同僚議員と重なっておるので、後に期待をして、私、最後の4だけですね、もう一度。高齢者の方々や体の弱い人にですね、段ボールベッドなんかは町で用意はされておるんでしょうか。その点1点お尋ねいたします。 ○議長(内倉長藏) 守口防災対策課長。 ○防災対策課長(守口庸夫) お答えいたします。  段ボールベッドについては、現在、町内で在庫としてあるのは9点しか準備をしておりません。今後、段ボールベッドであったり、飛沫防止のためのパーティションであったりかなり必要になってくると思いますので、その辺の早急に配備計画を整えまして、また対応していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員。 ○11番(宮下一郎) 豪雨災害や南海トラフの大地震などは待ってくれません。早急にいろんな想定外と言わないように、できるだけ早急に準備を整えていただくことを期待して2番を終わります。  以上。 ○議長(内倉長藏) 次に3の質問を許します。 ○11番(宮下一郎) 3番の質問に移らせていただきます。  法人・個人事業者の支援についてお尋ねをいたします。  町長は、様々な新型コロナウイルス支援策を専決処分いたしまして、支援策の効果が現れていることは評価をいたしますし、皆さんも今、現在かなり実感をしていると思いますが、誰もが経験したことのないこの新型コロナウイルスで、再び人的被害、経済被害で愛南町では経済的な死者も出さないように、街の明かりも消さないように、負の連鎖も起こさないような支援策が急務と考えております。  賃貸借家の場合は国の支援策もありますので、町長が専決で示された固定資産税減税策、一部の減税策や納税の1年間猶予などですね、町単独の基準上限などを定めて、この減税や猶予ではなく1年間免除という、この思い切った施策でないと閉店事業所を出さないように支援の効果が出ないように私は考えます。愛南町の未来経済を守り育てることにつながると考えますが、町長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(内倉長藏) 3の法人・個人事業者の支援について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第3の質問、法人・個人事業者の支援について、固定資産税納税の1年間猶予を町独自の基準、上限基準等を定め1年間免除すること、閉店事業所を出さないように支援することについてですが、新型コロナウイルス感染症の影響により、売上が減少している事業者への対応については、国・県により、各種支援策が講じられているところでありますが、愛南町においても、国に先駆け、町単独での家賃に対する補助制度を創設するなど、各種支援を実施をして、事業の持続化に向け、取り組んでいるところであります。  また、事業者に対する固定資産税については、現在、無担保、延滞金なしでの猶予を実施するとともに、事業者自身が所有する事業用家屋に対する固定資産税相当額の補助についても、町単独で実施をしているところであります。  加えて、一定以上売上が減少した中小事業者に対しましては、令和3年度分の固定資産税に対するものではありますが、2分の1から全額を軽減する制度が創設され、その減収分については、国から補填されることとなっているところであります。  町といたしましては、税を免除するということの基本的な考え方として、生活扶助を受けている方や、例えば、災害により家を失ったとか、世帯主の方が亡くなったとか、この先の見通しが立たないような状況において行うものであると考えております。  新型コロナウイルス感染症により、事業者の皆様におかれましては、大変な御苦労をされているとは思いますが、国・県の支援に加え、町においても各種の支援を行っておりますので、令和2年度分の固定資産税については、納税の猶予及び補助金の支給で対応し、令和3年度分の固定資産税については、国に準じた軽減制度を適用することで対応したいと考えております。  以上、第3の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員、再質問はありませんか。  宮下議員。 ○11番(宮下一郎) 国・県の助成、支援の予算の範囲内で町単独の救済支援策が僕は少ない、地域によって当然状況や頻度も違うので、支援策は全国一律じゃなくていいと思います。愛南町は本当に愛媛県で一番最初にNHKで全国放送でありましたので、本当に私たちが思っているより、はたから見るとちょっと悪いイメージがすごいです。このような、本当100年に1回ぐらいと言われていますこの経済・人的被害ですね、特別な支援策で愛南町民を守るという、救わないと、町長、いけんやないですか本当に。型に入ったような国・県並びにぐらいの程度ではですね、愛南町の危機はどん底まで行ってしまったらもう手後れですよ。  言葉がちょっと悪いですが、町長の行政責任というのは、もういろんな各多方面に本当にあると思うんですけど、この今シャッターを下ろしてしまうような現実を招くようなことになればですね、私は町長の行政責任は果たしていない結果になると、私は言わしていただきます。  先ほど同僚議員からも事業所という一般住民に比べたら一般住民がないという御意見もございましたが、事業者がシャッターを閉めてしまうと、なかなか街の灯が消えてしまうと、本当に再興できなくなると思うんですよ。1つの固定資産税の1年間免除といったら、調べてそんなに件数がないんですよね、法人個人事業所というのは、条件をいっぱい今現在の条件に横なぶりで考えますと。コロナ対策に柔軟に対応することが首長の責任と考えますが、町長、どうしてもできませんか、最後にお尋ねします。 ○議長(内倉長藏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  確かにですね、税というのは公平性を保つということは、これ誰もが知っている、認めているところでありますけど、やっぱり財政というものが基にありますので、それをしっかりとですね、踏まえて、相談して、そしてできる範囲でですね、愛南町でできる、そういう救援策をしっかりと見据えて取り組んでいきたいと、行くつもりではありますけど、ただそれが果たしてその町民の皆さんに満足していただけるものであるかどうかはですね、町民のほうの考え方になりますので、そこは結果としてどういうように判断していただけるかは分かりませんけど、とにかく町民の生活の安全のために、しっかりと対処していきたいという考えを持っておるのは事実であります。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員。 ○11番(宮下一郎) ただいまの答弁は、公平性を持って住民に公平に税の、やっぱり税収が削減していった中で検討するというふうに、考えていくという前向きに発言されたととらえてよろしいですか。 ○議長(内倉長藏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  それが結果として町民が満足するかどかはですね、別として、しっかりと取り組んでいきたいと思っています。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 宮下議員。 ○11番(宮下一郎) 一般質問終わります。 ○議長(内倉長藏) これで、宮下議員の質問を終わります。  次に、金繁議員の質問を許します。  金繁議員。
    ○1番(金繁典子) 質問に先立ちまして、今年度からこの議場に女性の職員が3名加わられました。大変うれしく思います。今後とも男女共同参画を進めていただきますよう、大変期待しております。  それでは、質問に入ります。  1、新型コロナウイルス感染症の影響による支援対策のさらなる充実を、感染症拡大の第2波、第3波に備えて。  3月頃からコロナウイルス感染症拡大により、町民の生活、経済に深刻な影響を及ぼすことが懸念されたため、議長のリーダーシップにより、議会で支援対策案を取りまとめ、町に対し4月15日、30項目にわたる提言を行いました。その後、4月下旬になってようやく町から支援対策が提示されました。議会から提言した内容は大きくは①積極的な町民への情報提供、②総合相談窓口の設置、③個人事業者や中小企業への町独自の救済支援策、④子供支援、⑤医師会及び歯科医師会との連携強化でした。  これらの提言のうち、利子補給ですとか融資に上乗せ助成など、他の自治体が行っているのと同様の支援対策を含み、幾つも支援策が実施されました。さらに甚大な影響を受けた養殖鯛など、水産物の多彩な販路拡大の企画もされ、成果も大いに期待されます。  一方で、国や県、町独自の様々な支援策が実施されているものの、その情報が十分に町民に行き渡っていなかったり、申請手続が煩雑で申請を諦める方もいらっしゃるようです。  また、緊急事態宣言は解除されましたが、今後、感染症拡大の第2波、第3波は必ず来るとも言われており、経済低迷の長期化の可能性に備え、さらなる支援策の充実も必要となります。  そこで伺います。  1、生活・経済支援充実のため、迅速・積極的な情報発信と、町民のニーズ把握について。  町の支援策だけでなく国や県のものも含み、どのような支援策があるのか、まだ情報が十分に町民に行き渡っていません。せっかくある支援策を広く町民が利用できるようにするため、他の自治体を参考に情報発信をより迅速に積極的に行うお考えはないでしょうか。例えば、地域ごとに説明会を開いたり、支援策を一元化して住民に提示したり、スマホのLINEで情報発信をしている自治体、数多くあります。  また、経済低迷の長期化に備え、町民のニーズを把握して、今後、どのように必要な支援策を検討されようとしていますか。特に収入減少世帯や独り親世帯について伺います。  2、申請手続を容易にする支援について。  支援策の中には申請手続が容易でないものもあります。特に雇用調整助成金の申請手続は複雑で、個人が申請するのは難しいと言われております。愛南町には申請を代行する社会保険労務士がおらず、申請を諦めている事業主さんたちもいらっしゃいます。  一方で、他の自治体では、社労士の支援を受けた際の経費を助成する自治体も見られます。例えば西条市などでは助成率100%、上限20万円を支援するとのことです。事業者が雇用調整助成金を受け取ることにより、被雇用者の生活を維持することにもつながります。愛南町においても、事業者に同助成金申請の支援を検討されてはいかがでしょうか。  また、特別定額給付金について、申請に困難のある方へ町のほうから働きかけをすることを検討されてはいかがでしょうか。その予定はありますでしょうか。例えば75歳以上の単身世帯で金融機関に行くことが難しい人などに給付金を手渡しするなどしている自治体もあるようです。  3、大きな経済的打撃を受けた観光業の復興について。  今回の感染症の経済的影響は、あらゆる業種に及んでいますが、中でも観光業は人の移動が制限され、その結果、大打撃を負っています。愛南町においてもお遍路さんを含み観光客も途絶え、春から夏にかけての大型イベントも軒並みキャンセルされて、大きな打撃を負っています。  感染症が終息した後になりますが、観光業の損失を埋めて、愛南町への観光を盛り上げるため、どのような施策を考えておられますでしょうか。関係者や愛南町観光協会との連携、また、国土交通省が観光需要喚起策として、7月末にも開始しようとしているGo Toキャンペーンをどのように生かそうとされているかも含め、お答えください。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員から答弁分割での質問がありました。  コロナウイルス感染症の影響による支援対策のさらなる充実を、感染症拡大の第2波、第3波に備えてについて、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 金繁議員の質問にお答えをします。  まず、第1の質問、コロナウイルス感染症の影響による支援対策のさらなる充実を、感染症拡大の第2波、第3波に備えてについて、1点目の生活・経済支援充実のための迅速・積極的な情報発信と、町民へのニーズ把握についてですが、まず、町民への情報発信については、現在、広報あいなん、町ホームページ、ケーブルテレビ、フェイスブック、防災行政無線、回覧版など町として様々な媒体を活用し、迅速に積極的に行っていると認識しておりますが、十分に町民に情報が行き渡っていないとの御意見があるとのことですので、他の自治体の取組も参考にさせていただき、町民に伝わりやすい情報提供については、今後もその改善に取り組んでいきたいと考えております。  今後の支援策につきましては、独り親世帯については、町独自のひとり親等子育て応援給付金を、今回の補正予算で計上させていただいております。8月には、国からの低所得の独り親世帯への臨時特別給付金が支給されますので、さらなる対応につきましては、その後の状況や町民のニーズを踏まえ判断したいと考えております。  収入減少世帯につきましても、まずは社会福祉協議会の小口貸付制度などの福祉サービスの周知を継続して行い、必要な人に利用していただけるよう、さらに努めてまいりたいと考えております。  2点目の申請手続を容易にする支援についてですが、雇用調整助成金の手続については、国は記載事項を約5割削減するなど、申請書類を簡素化しております。町内事業者に対しては、愛南町商工会が、会員からの雇用調整助成金の相談を受けております。また、近隣の社会保険労務士は、顧客の対応に追われており、なかなか愛南町からの個別の申請依頼を受けてもらえない状況であります。そのため、既に関係機関と状況改善の協議を進めております。  そのような国や町内の現状も踏まえ、当面は今後の状況を注視しながら、雇用の維持に取り組んでいきたいと考えます。また、特別定額給付金の申請困難者への対応は、今後、予定をしております。  3点目の大きな経済的打撃を受けた観光業の復興についてですが、県内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたのが本町ということもあり、特に観光面への影響が長引くものと認識をしております。  5月25日に、全国的に緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ予断の許さない状況が続くことが想定されます。まずは、感染防止を徹底しながら、町内事業者の事業継続や経営安定化などへの支援対策を最優先に取り組んだ上で、新型コロナウイルス感染症の終息を見極めながら、観光業への施策を講じていきたいと考えております。  国のGo Toキャンペーン事業は、感染症の甚大な影響を受けている観光業や運輸業などを対象として、流行が終息した後の需要喚起を図ることを目的としております。事業内容の詳細については、現時点では、議員御承知のとおり、国の動向が不確定であり、自治体への周知はまだ先になります。今後、詳細な情報を収集した上で、国の示された事業内容と連動する形で生かしていきたいと考えております。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員、1の1について再質問ありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 1番目の質問に対して、今後、他の自治体を参考にしながら情報発信をより迅速、積極的に行われるということで、大変期待します。  例えばなんですけれども、これ西条市のまとめです。これは事業者向けなんですけど、支援の性質別に色分けをしておりまして、その内容と連絡先をしっかり書かれていて、これ1枚見れば事業者さんはどんな支援が受けられるか分かるようになっています。国や県、そして市のもの全て入っております。ぜひこういうものを作っていただいて、広報あいなんにも載せていただけたらと思います。  そしてもう1点、住民のニーズを踏まえながら、今後、経済低迷の長期化に備えて支援策を考えていくということですが、そのニーズを踏まえる方法なんですけれども、例えば関係団体、それから関係者への聞き取り、今どういう状況に、独り親、それから非正規の方たちなど、収入が減少した世帯が暮らしていらっしゃるのか、その現状をどのように把握される御予定か、アンケートなり懇話会なりあると思うんですけれども、具体的にいかがでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 幸田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(幸田栄子) お答えします。  まず、生活困窮者という観点から考えまして、現在、保健福祉課で考えていますのは、社会福祉協議会のまず相談状況でありますとか就職支援センターへの相談状況、生活保護の相談状況、また母子貸付の相談状況など、現在も行ってはいますが、こういった関係機関との情報共有といったところで、町民のニーズの把握に努めて、そこをまた関係課と協議するという形を取っていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) いいです。 ○議長(内倉長藏) では金繁議員、1の2について再質問はありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 雇用調整助成金についてなんですが、商工会のほうで会員さんについては支援しているということで、それ以外の会員以外の事業主さんがこの雇用調整助成金を申請するのに困難を伴っているということが、まさに問題かと思います。  近隣の社労士さんも忙しいということなんですけれども、実際にお金を払って高知のほうまで相談に行かれて手続をされた方もいらっしゃるようです。ですので、町としてそういう受けた方に対しては支援をするということをはっきり打ち出せば、皆さんももっと積極的に動かれるんじゃないかと思います。ぜひもう一歩踏み込んで御検討いただけたらと思いますが、いかがでしょうか。  それから、特別定額給付金についても、冒頭で町長のほうから96%の申請が愛南町では終わっているということで、約800名ぐらいですかね、残りの方いらっしゃるということです。まだ時間もあるのでもっと少なくなるかとは思いますが、今、今後その支援策を検討していると、予定しているということでしたので安心しました。具体的にですね、どのようなアクションを取ろうとされているのか、併せてお願いします。 ○議長(内倉長藏) 浅海総務課長。 ○総務課長(浅海宏貴) それでは、特別定額給付金については総務課のほうからお答えさしていただきます。  現在、給付率は96.5%でありまして、申請をされていない世帯は約400世帯、人数でいくと600人ぐらいです。申請が困難な方の対応といたしましては、現在、保健福祉課と高齢者支援課と連携をしまして、されてない方への窓口来庁時のお声がけ、それから対象者訪問時に申請書の記入のサポートをするなどの対応をして、申請されていない方、世帯を少しでも減らすように予定をしております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 兵頭商工観光課長。 ○商工観光課長(兵頭重徳) 雇用調整助成金の申請につきまして、お答えをいたします。  雇用調整助成金の申請、大変複雑で多岐にわたるということで、マスコミ等でも問題視されておりました。内容につきましては、50%ほど内容が削減されまして、スムーズにはなっておりますが、まだまだ大変な事項であります。そういった状況を課としても事前に察知をいたしまして、関係機関、国の出先機関であります愛媛労働局と既に連絡を取り合っております。  現在、宇和島市等では、無料の社労士さんによります雇用調整助成金の相談窓口、相談会を実施しております。同様の相談会を愛南町でも実施してくれないかと労働局のほうに話合いをしまして、今月の末です、末に週1回程度愛南町のほうでも社労士さんが来られまして、無料の相談会を実施するようにしております。これは、商工会の会員のみならず、町民、それから町民の事業者を対象といたしますので、追ってホームページ並びに防災行政無線で広報いたしますので、ぜひ参加していただいて、雇用の確保に努めていただけたらと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 雇用調整助成金の手続について、愛媛労働局に愛南町にも来ていただいて相談会をされるということで、今月末、早速開かれるということ、大変安心いたしましたが、引き続きですね、1回で終わらないと思います。もちろん考えていらっしゃると思いますが、引き続き支援のほうをお願いします。そして、できましたら西条市のほかの自治体のように、個人で社労士さんのお世話になって何十万という手続料を払っている事業者さんもいますので、今後ともそういう方が出てこられる可能性もありますので、この手続料の支援についても、ぜひほかの自治体のように検討いただけたらと思います。  特別定額給付金のほうですが、残りはあと400人ほどの方が申請されていないということで、来庁時に相談に乗るだけでなく、こちらからも訪問に行かれるということも安心しました。  訪問のほうは、最終的に締切りの何日ぐらいから行う予定なのか、そして、全ての申請されていない方をチェックされて訪問される御予定ですかね。 ○議長(内倉長藏) 浅海総務課長。 ○総務課長(浅海宏貴) 訪問については、現在、訪問介護等で高齢者支援課等が行くときに、申請のサポートをする予定としておりますが、まずは400世帯のうちで本当に申請が要る方が何人いるのかということを精査して、それからそれが精査できれば、直ちにする予定にしております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員、1の3について質問ありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 観光業、大きな経済的打撃を受けた観光業の復興について、町長のほうからこの経済影響が、すみませんコロナの拡大の影響が長引くので、まずは感染の防止などを徹底するということで、観光業に対する対策はコロナが終息してから講じていくというお答えだったと思います。ほかの自治体もですね、国がどういう対策を具体的内容を決めてくるかまだ分からない中で、一生懸命考えて策は練っておるようです。ウェブサイトを見ていただくといろんな自治体、もう既にプランを作って上げております。ですので、終息してから考えていては遅くなるので、ぜひですね、もちろん終息させることが一番ですが、観光業の復興について、他の自治体のように今から積極的に関連団体と協力していただいて、策を練っていただけたらと思いますが、いかがでしょうか、町長。 ○議長(内倉長藏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) もちろん早めに手を打つべきだというように考えておりますが、あのですね、基本的にはこのコロナウイルスが終息せんかったら、これはもう後はないというぐらいの気持ちで、我々としてもいつ終息してもいいように、終息したらお客さんがどんどん来てくれるような対応をしっかりと考えて、今のうちからしていきたいというように考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 町長、今のうちから検討していきたいというお答えで、前向きな答弁を頂きました。ぜひお願いいたします。  その折には、関連団体のみならず、専門家を入れて観光業、もっともっと盛り上げていただけたらと思います。お隣の宇和島市には、全日空のフライトアテンダントさんが常駐して宇和島市のプロモーション、物産販売に大変貢献されているというお話も聞いたことがあります。ぜひ、愛南町でも、外から見た、この観光資源豊かな愛南町ですから、ぜひ外からの専門家の目も入れて、このキャンペーンをしっかり利用していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 兵頭商工観光課長。 ○商工観光課長(兵頭重徳) ただいまの質問にお答えいたします。  観光業の支援につきましては、終息を見てからということなんですけど、それ以前に取りかからなければならないということは、先ほど町長が申し上げたとおりだと考えております。  そのアドバイスを頂く専門家につきましても、今回新しく観光の促進計画のほうも策定をいたしますので、そちらのほうとも連動しまして、新たな専門家のアドバイスも頂いた中で、その分も検討していきたいと思います。  さらにですね、愛南町出身の首都圏等で旅行業を営んでいる方たちもおりますので、その方々との意見交換もして、綿密な計画を立てたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員、よろしいですか。 ○1番(金繁典子) はい。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員の質問中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。  休憩中に換気と消毒を行いますので、よろしくお願いをいたします。  午後1時30分から再開いたします。               午後 0時06分 休憩            ―――――――――――――――――               午後 1時30分 再開 ○議長(内倉長藏) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、2の質問を許します。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) それでは、2つ目の質問です。農業支援の充実と、かんきつ加工施設整備について伺います。  愛南町では、活力ある産業を育てるという基本目標を掲げた愛南町まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、平成28年から愛南柑橘営農環境改革プランを作成され、かんきつ加工施設の整備が計画されています。これは、御荘和口にある旧御荘給食センターを果汁や果皮などを作る工場に改修しようとするもので、運営は町とJAが出資する株式会社、いわゆる第三セクターを予定されており、工事費5億2,470万円、年間経費6,683万円、年間収支157万円を想定しておられます。今回の議会でこの工事設計委託費715万円が補正予算に計上されています。  愛南町の基幹産業の重要な役割を担うかんきつ産業の担い手が高齢化し、生産量が減少する中、かんきつ産業を活性化し、地域が自立して愛南町の持続的なまちづくりを支える足腰の強い産業にしようと、この工場整備に向けて4年間にもわたりかんきつ農家さんたちと話し合われてきた農林課の職員の皆さんの熱意と努力に、かんきつ農家の方たちからも感謝の声を聞きます。かんきつを活力ある産業に育てるという目的は、ぜひ達成していただきたいと思います。  一方で、その目的達成のための手段としての、今回のかんきつ工場整備の内容については、かんきつ農家の方たちからも疑問の声が聞かれます。例えば改修工事が5億2,470万円もするのは高くて驚いたですとか、最初は小さくスタートしたほうがいい、それからコロナウイルス感染症の影響により長期間の経済停滞が予想されるので、1年程度様子見の期間を設けたほうがいい、成功するためには有能なトップの就任や運営主体作りが必要だが、まだ決まっていない、農家も出資したほうが良いなどの声です。  そこで伺います。  1、かんきつ農家の方々のこれらの疑問に向き合い、後でこんなはずではなかったと関係者、すなわちかんきつ農家さん、それからこの会社で働くことになる職員の方々、そしてこの会社の所有者となる町、ひいては町民が困ることがないように、工場の設計に着手する前に疑問点を解消するべきだと思いますが、今後、どのように予定されておりますでしょうか。  2、会社を設立するためには、設立前に会社としての基本部分をしっかりと決めておく必要があります。特に地方公共団体が出資する第三セクターの場合には、長期的に税金をつぎ込む可能性もあるため、公、民、すなわち町、JAの責任の範囲を明確にしておく必要があります。この加工施設の会社の代表者、会社の資本金、出資者は誰か、また、出資割合、出資額、会社設立後の株主と持ち株比率について、どのようにお考えかお聞かせください。  3、愛南町が所有することになるこの会社は、現在の案のままで利益を出して組織を運営していけるとお考えでしょうか。経営が悪化した場合、誰が責任を取ることになりますでしょうか。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 2の農業支援の充実とかんきつ加工施設整備について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。
    ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、農業支援の充実と、かんきつ加工施設整備について、1点目の工場の設計に着手する前に疑問点を解消すべきだと思いますが、今後どのように予定されていますかについてですが、この愛南かんきつ加工施設整備は、約200戸のかんきつ農家から直接担当職員が意向調査として聞き取りを行っております。この結果、8割を超えるかんきつ農家から整備に対する賛同をいただいております。  また、このことを踏まえ、10年先も20年先も自立した産地として、生産者一人一人が誇りを持ってかんきつ営農に尽力し続けられる環境づくりを目指すためのプランを策定し、愛南柑橘営農環境改革推進協議会を設立しております。この協議会においては、かんきつ農家等を代表する17名の委員で構成されており、整備構想から基本計画につきましては、各委員の主な意見を集約し策定をしております。  このようなことから、今後につきましても基本計画に沿って事業実施を推進することと考えております。  2点目の会社の代表者等の会社内容についてですが、会社設立は、基本計画にロードマップを示していますが実施設計の予算確保により加工施設整備への実働が始まると考えております。このため、JAえひめ南の役員とは基本計画のおおむねの合意形成がなされていますが、公、民の責任の範囲の明確化に当たるとされます会社の代表者、資本金等については、ロードマップに合わせJAえひめ南と協議を行う予定と考えております。  3点目の現在の案のままで利益を出し組織を運営していけるとお考えですかについてですが、組織運営は、今後想定されます人口減少による担い手不足等の問題にもつながってくると思われますが、基本計画にも示しているように優良園地の確保も含め、主要産業でもあるかんきつ営農の振興が重要だと思っております。このため基本計画が示すような組織運営を目指し、農家の所得向上につなげて行きたいと考えております。  経営悪化については、稼働前より想定することは考えていませんが、第三セクターが運営することでの公共性、法人形成、存続の前提となる条件等を踏まえた、適切な機関設計の構築を行いたいと考えております。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員、2の1について再質問ありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) かんきつ農家の方々の様々な疑問に答えているかどうかということに対して、200戸の農家に聞き取り調査をして、8割の方々がこの計画に賛成しているというお答えだったと思います。私が質問の中で述べた幾つかの農家の方の疑問の声というのは、今年の3月25日に行われたアンケートの中でも出てきている疑問点です。そしてまた、私がこの5月に農家の方に直接お話を聞いて出てきたお声でもあります。  やっぱり特にですね、問題だと思うのが、基本計画の中でも書いてあります、スモールスタートとすると、小さく始めようということが書かれています。にもかかわらず今回5億5,000万もかけてスタートしようとされている、この点、やはり計画の中にあることと、農家の方たちの声は当然そごがあり疑問が生じて当然だと思います。この点どうお考えでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 吉村農林課長。 ○農林課長(吉村克己) お答えいたします。  スモールスタートについてなんですが、基本計画の策定に当たりまして、スモールスタートを原点とし、内部協議を重ねております。意向調査についての持込み可能量、調査と高齢化や担い手確保の影響による今後の離農農家の予想、また既存施設での加工施設整備の在り方により、策定がスタートしたと思っております。  541トンという持込み可能量のかんきつをどのような形で製品化し、販売していくのか、また、10年後には41.8%のかんきつ農家が離農するとされることに対してのサポートはどうすべきなのか。また、旧御荘給食センター跡地の既存施設をどういう公的に利用活用するかだと思っております。このため、搾汁機械の規模、選定や既存施設の改修については、かなりの時間をかけ、協議を行っております。  また、具体的にどのような戦略、方向性で有限である人・もの・ことの経営資源を効果的に活用し、いかに加工施設を運営していくかを課題解決の目標に基本計画を策定し、その結果、現在の形として作っております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 現在の形に至っているということなんですが、実際には多くのかんきつ農家の方が、これは大きな計画だと、スモールスタートではないと考えていらっしゃるので、ぜひこれは設計を始める前に、農家の方たちとしっかりと話し合っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  そして、この箱物に5億5,000万かけるのであれば、今農家の方たちが本当に緊急に必要としているのは人手だと思います。小規模でされよる方たちは、収穫さえ諦めようかという声も私聞きます。人手不足をサポートする、計画の中にもあるいろんな、マーケティング、ブランディング、商品開発などももちろん大事です。箱物に5億5,000万かけること、やっぱり始めるのであれば、しっかりと農家さんと話し合っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、町長。 ○議長(内倉長藏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  もちろんですね、農家の方と煮詰めた話をとことんすることが前提条件でありますので、議員言われるように、農家の方としっかりと相談して、検討するべきではないかという御意見をしっかりと受け止めていきたいと思います。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 今、町長のほうから農家の方たちととことん話し合ってから進めるという御回答を頂きました。ぜひ、そうしていただきたいと思います。  もう既に6月の補正予算の中に、この設計費715万円が計上されていますので、これは5億5,000万円の建物を改修することを念頭に置いた設計費です。ですので、ぜひとことん話されるのは、この設計に着手する前、設計を入札する前にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 吉村農林課長。 ○農林課長(吉村克己) お答えいたします。  先ほど農家と話すということで、私どもも農家に対しては話を持ちながらやるつもりでおります。現在、協議会の中で農家の代表であります協議会として、私どもは認識しておるところなんですけど、その中である程度お話はした中での、今、予算を組ませていただいております。また、そういうところで、再度協議会の中でどうすべきかというところを、まず近々に話していって前に進めたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員、2の2について再質問ありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 次に、この株式会社の組織について、基本部分について明確にしていく必要があるという質問ですが、先ほどの御答弁の中で、町とJAでおおむね合意はしているが、明確にはまだ決まっていない。代表者ですとか資本金、出資割合決まってないというお話でした。今後、協議を行うということですが、これいつまでに行う御予定でしょうか。 ○議長(内倉長藏) 吉村農林課長。 ○農林課長(吉村克己) お答えいたします。  このことにつきましては、今後、予算化というところをスタートと思っておりますので、これ以降につきまして、JAと早急に協議をしながら、また資本金につきましても議会の議決が必要ですし、工事費についても必要です。そのためにも、議会への報告、また協議を行いながら、目安としましては、中間的なものかもしれませんが、12月の全員協議会、そういうところを目安としまして、進めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 12月の全員協議会、議会にお知らせするということですけれども、これ町が株式会社を持つということですよね、町長。サンパールもそうですけれども、これ出資割合によっては、愛南町の所有する株式が大変多くなって損失も多く引き受けるということになると思います。この会社の組織の基本部分を決めないままに、自社ビルを5億円かけて改修するような会社は世界中探してもないと思います。町長、いかがですか。これは町民に対してもしっかりと説明しておく必要があると思いますが、会社の基本部分について。いかがでしょうか、町長。 ○議長(内倉長藏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) もちろんおっしゃられるとおりですけどね、もちろんJAと、農業のプロでありますJAさん、そしてまたうちとですね、しっかりと、それと生産者の方々と膝を突き合わせてしっかりと答えを出して、皆さんには報告させていただきたいと思います。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 町とJAさんが膝を突き合わせて話し合うということは、共同出資者となるわけですから、当然のことです。私がお聞きしているのは、町民に対してしっかりと情報共有して理解を得る必要があるということです。株式会社を、何度も言いますが、町が株式会社を所有するということですから、今後、債務引受けとかそういうことをするかどうかも含めて、将来的に愛南町の財政に負の財産をかぶらせてくる可能性もあります。そういう意味で、町民にはしっかりと理解を求めないといけないですし、総務省のいう第三セクターはこうあるべきという方針でも、そのように議会だけでなく住民にも情報公開して、理解を求めるということは言われています。  もう一度お伺いします、町長。JAのみならず、町民にしっかりと理解を求めるべきではないでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  もちろん町民に理解をしてもらうのが一番であります。その代表としてですね、議員さんがこれやったら町民の代表としていいんじゃないかという皆さんの賛同が得られるようなですね、そういったプラン、アイデアを持ってですね、皆さんに説明したいと思います。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員、2の3について再質問はありませんか。  ないですか、2の3。 ○1番(金繁典子) 3番目は、組織をこのままで運営していけるとお考えですかということと、誰が責任を取ることになりますかということでしたが、誰が責任を取るかという質問に対して、明確なお答えがありませんでしたので、この点、もう一度お伺いします。明確にお答えください。 ○議長(内倉長藏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) もちろんですね、最終的な責任は自分が取る、これは当たり前のことだと思っています。その覚悟は十分できています。ただですね、事業とかいろんな仕事をするときに、果たして絶対に駄目だとか、駄目だったらどうするとかいうような形で、町のそういった事業が果たして簡単にできるものかという疑問もあります。  例えばですね、若い男女が結婚して、子供を作って、そして家庭を持つというような計画を立てて結婚するわけですよね、言うなれば。そのときに、離婚したらどうするかということまでは恐らく考えないと思います。そうでしょう。それとケース的には似とると思いますよ。  やはり、こういう事業をしたいと、愛南町にとって水産と農業、特に河内晩柑の生産というのは全国のシェアの50%、生産の50%を占めています。宇和海での鯛の生産にしてもそうです。愛南町と宇和海といえば本当に水産養殖漁業、そしてこの農業の河内晩柑といえば、全国でも今知らない者はないぐらい有名になってます。そういったところをしっかりと伸ばさんことには、今の愛南町に未来はないと思います。高速道路でも抜けておるんであれば、それは企業誘致もできます。そうすれば、雇用も何ぼでもできます。それを国に要望に行ったときも必ず言われるんですね、言うなれば。人口が減って少ないのに車が少ないだろうと。何でこういった愛南町に高速道路がそんなに要るんですかって初め言われておった。ところが、愛南町は水産にしても農業にしても、皆さんの台所をしっかりと背負っているのが愛南町なんですよというような形で要望したときに、それは知らなんだと。国の先生方も皆そう言われました。そして、自らポスターを作っていただいて、それならば、そんなに愛南町ってすごいとこなんかと言っていただいて、ポスターも作っていただいて、こういう要望の仕方してくださいやというように、自ら向こうから言っていただいてやっと高速道路の明かりが見えてきたという状況です。  ですから、ここの愛南町にとってこの農業と水産というのは、絶対欠かすことのできない、どんどんこれから伸ばしていく、伸びる可能性のある産業だと思っています。それをですね、初めからもうマイナス思考で私は行くべきではないと。そのために事業者さんと生産者と、そしてプロである農協の皆さん、JAの皆さんとしっかりと膝を突き合わしてですね、結果をしっかりと持ってきて、皆さんに説明したいというように思ってます。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 農業も水産業も愛南町の基幹産業で、今後、ますます伸ばしていきたいと私も思っております。その点、全く町長に賛同するものです。  ただですね、一方、この株式会社を町が持つということは、株主である町、ひいては町民が責任を負わなければなりません、法律的には。町長、先ほど最終的には御自分が責任を取るとおっしゃいましたが、一旦は町、町民が責任を取らないといけません。そういう意味で、この会社の組織をどうするか、そして誰が責任を取るかということ、はっきりと町民に示さないといけないと思っています。  先ほど少し述べましたが損失補償なんですけれども、これをするか否かで大きな町への損失が来るかどうか変わってまいります。この損失補償をするかどうかについては。決めていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 吉村農林課長。 ○農林課長(吉村克己) お答えいたします。  損失補償につきましては、現在、協議をしておるわけではございません。先ほども言ったように、今後、運営については、公共性、法人形成、存続の前提、損失補償につきましても、その存続の前提となる条件等を踏まえというところに私は当たると思っておりますが、それについて適切な基幹として基幹設計をJAとともに行いながら、また、そのことにつきましては、かんきつの協議会、また議員、議会での報告、また協議を行って、皆さん、町民に説明をするという形で行いたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) それでは、次に3の質問を許します。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 3つ目の質問は、町長から再提案された図書館建設案について伺います。  清水町長は、4月24日付の行政協力員に宛てた挨拶文の中で、図書館建設についてこう述べられております。新築部分を縮小した基本構想案を図書館等建設検討特別委員会に再度提案し、協議することとしており、当初の想定よりも進捗のペースは遅れていますが、議論を深め、町民の皆さんの御理解の下に、必ずや建設にこぎ着けたいと考えておりますので、御理解御協力をいただきますようお願いいたしますと述べられております。  その後、5月22日に開かれた図書館等建設検討特別委員会に新築部分を縮小した基本構想案を提案されました。それによると、図書館建設の当初予算は4億8,150万円に、維持費は年間約4,000万円に縮小された案となっています。  これに対し、議員からは改めて議会としては図書館整備には多数が賛成していますが、新たな箱物建設は不要で、既存の施設を利用するべきと考えていることが述べられました。  しかし、町長からは改めて建設への強い意欲が示されました。  そこで、今後どのように町長のおっしゃるように議論を深め、町民の皆さんの御理解の下に必ずや建設にこぎ着けたいと考えておられるのか、町長のお考えを伺います。 ○議長(内倉長藏) 3の町長から再提案された図書館建設案について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第3の質問、図書館建設案について、今後どのように議論を深め町民の皆さんの御理解の下に、必ずや建設にこぎ着けたいと考えているのかについてですが、図書館・住民集いの館の整備については、議員が言われるとおり、先日の図書館等建設検討特別委員会において、かねてより御協議をお願いしていた基本構想の縮小案を提示させていただきました。特別委員会におかれては、この縮小案について議論していただけるものと考えており、議員の皆様には大変な御苦労をおかけすることに対しまして、この場をお借りしてお礼を申し上げます。  さて、今後の取組につきましては、現在提示させていただいている縮小案について、まずは議員の皆様に御検討いただき、その後、専門家や司書等を交えて基本計画に着手することで整備に向けての道筋をつけたいと考えております。  以上、第3の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員、質問ありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) じゃあ、今後も引き続き議会で検討いただいて、建設にこぎ着けたいということだと受け止めました。これまで3つの建設案が発表されまして、建設の経済的な規模も9億円、7億円、今回4億8,000万と徐々に縮小された案が3つ出されてきたんですけれども、これまで一度もその内容について広報あいなんですとか、愛南町のホームページで住民にこういうの考えてますよというお知らせ、情報公開をされていませんよね。  今後、議会には議会に検討いただいてということで、今までと同じように議会とのやりとりで決められようとしているようにお聞きしましたが、町長、それで本当によろしいんでしょうか。  住民に情報公開をしっかりして、住民の声を聞くべきではないでしょうか、お答え願います。 ○議長(内倉長藏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  私、このままでですね、いっていいんじゃないかと思います。言われたように9億、7億ですか、今度4億何ぼですかね、に皆さんの御意見を聞きながらですね、修正をさしていただきました。そして、ほかに既存の施設を使ったらという金繁議員、強く言われました。それも検討していろんな方面の町の施設、今使われていない施設も検討していろいろな結果を出して、皆さんにそれを説明させていただきました。議員の皆さんからの説明の後の回答としては、今、3案目を出した、これのところに今落ち着いていけるか、今それを検討していただいているところであります。  本当に使える施設があるんであれば、もちろん簡単な改造でできるんであれば、それはそちらのほうを必ずやりますよ。これは誰がしてもそうだと思います。ただ、それが使えるところがなかったという結論が出たのでですね、皆さんに最終的な案をここに示さしていただいたところです。ですから、それについてですね、自分も常々言っておるように、皆さんに説明のときに言いますけど、やはりその図書館、集いの館、図書館、図書館というそっちのほうばっかり強く打ち出しますけど、図書館だけではないんですよね。小さい子供さんからお年寄りの方まで、皆さんが簡単にちょっと寄っていこうかと、文化センターで催しがあった、そのとき来たときにどんなになっとるんかなとか、どういう人がおるんか、そういうことらもですね、見ていただきたいし、そして、いろんな皆さんが来とるかも分かったら、そこでやっぱり人生を経験した人たちの講演もしていただきたいと自分は考えております。  というのは、いろんな苦労をしてこちらに帰って来られた人、また、こちらでずっと、小さいときからこっちの町でずっと過ごしていろいろと商売をしたりですね、いろいろな人生経験した人がたくさんおられます。また、議員さんもOBもたくさんおります。現職の議員もおります。皆さんにその文化センターの中ホールあります、そこで講演とかしていただきたいというように考えています。  ですから、今の現役の議員さんからでもいいです、みんなが、小中学生とか小さい子供さんにいろいろと自分の経験とか、そういったことをお話していただきたいし、そういった集いの館にしていきたいというのが、常々私が思っている考えであります。  ですから、お金で買えれないこと、たくさんあります。そういったことをですね、できるそういった集いの館にしていきたいと。  本当に親を思う、ふるさとを思う、故郷を思う、家庭を思う、それが強いては愛国心につながっていくというように思います。そういった子供さんをたくさん1人でも多く育てていきたいというのが、自分としての望みでありますし、考えです。  ですから、そういった集いの館をぜひとも子供さんたち、特にそういった方々に提供してあげたいという思いで、この案を出さしていただいたところです。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 町長の集いの館を建てたいという思いは、よく分かります。既にしかしながら、箱物たくさん、愛南町にあります。私が町民の方からお聞きするのは、図書館は整備してほしいけど、箱物はもう新しいものは要らないというお声です、圧倒的に多いお声です。この住民の館、集いの館、新町建設計画の中に入っていたからということで、今も建てるという御意向のようですが、既に16年たっています。住民の意識もいろいろと変わってると思います。  先ほどの質問で、私がお伺いしたかったのは、議会だけでなく町民にしっかりとこういう物を建てようと思いますがどうですかということを、新しい案についてしっかりと聞いてほしいということでした。  この点について、はっきりと町長のほうからお答えはなかったんですけれども、町長の御任期もあと4か月です。ちょうど町民の意思を、信を問ういい機会がやってきていると思います。いかがでしょうか。この集いの館を、この4億8,000万で考えているこのことについて、公約として町民に掲げて、住民の信を問うべきではないでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) そのつもりであります。  以上です。
    ○議長(内倉長藏) これで、金繁議員の質問を終わります。  次に、佐々木議員の質問を許します。  佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) まず初めに、今回の新型コロナウイルスに感染されました方々、またお亡くなりになられた方々に対し、お見舞いとお悔やみを申し上げたいと思います。また、今、コロナウイルスと戦っておられる医療従事者、その他の関係者の皆様方に、敬意と感謝を申し上げたいと思います。  それでは、質問に入らさしていただきます。  新型コロナウイルス感染症対策の現状と今後の支援対策について。  愛媛県は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言を5月25日に全面解除し、6月1日からは自粛要請などを緩和する新たな対策を発表しました。  県外への外出自粛は求めず、また、パチンコ店やカラオケボックスなど、遊戯遊興施設への休業要請を解除し、各業界へ新たに感染予防のガイドラインの実施などを求めました。新しい生活様式がスタートしましたが、常に第2波への感染警戒をしながらのスタートとなりました。  本町での各業界の経営環境、大変厳しい状況にあります。先の見えない経営状態が続いております。一日も早い日常が帰ってきますように、心から願っております。  それで、本町の現在の状況と今後の支援、対策を含めて質問したいと思います。  同僚議員と重なっとる部分もありますが、まず1番、飲食業、テイクアウト半額キャンペーン、そのほか小売業の現状と今後の支援策について。  2番、水産業など、一次産業の現状と支援策について。  3番、小中学校の授業での感染予防対策について。  4番、観光業・宿泊業の現状と今後の支援対策について。  5番、イベント再開への対策について。  6番、災害時の避難場所での感染予防対策について、以上をお伺いいたします。 ○議長(内倉長藏) 佐々木議員から答弁分割での質問がありました。  新型コロナウイルス感染症対策の現状と今後の支援対策について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 佐々木議員の質問にお答えをします。  新型コロナウイルス感染症対策の現状と今後の支援対策について、1点目の飲食業、テイクアウト愛南半額キャンペーン、そのほかの小売業の現状と今後の支援策についてですが、飲食業については、新型コロナウイルス感染症対策支援策として、テイクアウト愛南半額キャンペーンを5月18日から開始をし、現在、56店舗が参加をしております。  このキャンペーンによって町内飲食店の味がお手軽に味わえると利用者にも好評を頂いておりますので、このキャンペーンを感染症の影響から回復するための一つのきっかけとなるよう、各飲食店において創意工夫をし、感染症終息後の集客確保に努めていただければと考えております。  小売業については、新型コロナウイルス感染症対策支援策として、中小企業経営安定化支援金や商工業者賃貸料補助事業などの支援をしております。  今後の支援策として、町内産直市から発送する荷物に、産直市で購入した商品と愛南町PRチラシを梱包することを条件に、送料の一部支援を考えております。送料の一部を支援することによって、町外に在住する町民の家族や親類の方々に、愛南町産の新鮮な農産物や魚介類、加工品の魅力を再発見してもらい、産直市で取り扱っている町内の産品の需要拡大、ふるさと納税の増加や終息後の観光業への反転攻勢の起爆材にできればと考えております。  2点目の水産業など、一次産業の現状と支援策についてですが、町内の水産業は、外出自粛に伴う外食需要の大幅な落ち込みにより魚類養殖業を中心に大きな影響を受けております。  緊急事態宣言の解除により流通も徐々に回復してきていますが、外食産業の急激な上昇は見込めず、新型コロナウイルス感染拡大の第2波も懸念されており、当分の間、厳しい状況が続くと予想しております。  農林業では、現段階では影響が少ないものの一部風評被害が報告されております。今後の影響が懸念されており注視していくこととしております。  これらを加味し、町では一次産業を支援するため、国や県の関連予算や補助制度を活用しながら、感染拡大の終息にめどがつくまでの緊急支援と終息後のV字回復に向けた支援など、町独自の対策事業を今議会に上程しております。  これまでの事業継続はもちろんのこと、出口戦略を見据えた販売促進や飲食業の需要喚起の対策など、一日も早く元の状態に戻すための支援策を進めてまいります。  3点目の小中学校の授業での新型コロナウイルス感染症対策についてですが、文部科学省や愛媛県教育委員会が示す学校における新型コロナウイルス感染防止ガイドラインを踏まえ、3密の感染リスク管理を徹底することに努めながら、5月25日から学校を再開をしております。  新しい生活様式の指針に基づき、家庭での検温や健康チェック、登下校時の距離の確保、登校時の健康チェック、手洗い、せきエチケットの徹底、教室等において、児童・生徒の間隔を1メートル以上確保するような配席、給食時の配膳工夫、食べるときに向き合わない配席を取るなどの取組を行っております。校内の消毒も随時教職員が中心となって行っております。  また、十分に換気をしながら、児童・生徒のマスク着用、教職員のマスクとフェイスシールドの着用等、飛沫感染を防ぐための策を講じ、可能な限り身体的距離を確保して学習活動を行っているところであります。  これから気温が上昇し、児童・生徒、教職員の熱中症など健康状態が心配されます。体育授業ではマスクの着用は義務づけず、十分な間隔を取って、水分補給も随時行い、体調管理を行うよう指示をしております。  4点目の観光業・宿泊業の現状と今後の支援対策についてですが、町内の観光業・宿泊業は、新型コロナウイルス感染症の影響が長引いている業態です。感染症の具体的な影響を表す数値として、事業継続のために運転資金を借り入れた事業者への支援策として、愛南町中小企業安定化支援金の申請があり、全体の申請件数90件、そのうち、観光業・宿泊業は18件となっており、その占める割合は20%となっています。今後も支援を継続しなければならない業態と考えております。  しかしながら、観光業や宿泊業は、人の往来や交流が安心してできるようになって成立する業態でもあります。現在、新型コロナ感染症の終息が見えない中では、観光業や宿泊業の支援対策を、安心して打ち出せないのが現状です。  今後の支援策については、新型コロナウイルス感染症の終息を見極めながら、国や県の施策と連動するような、有効な施策を、スピード感を持って講じていきたいと考えております。  5点目のイベント再開への対策についてですが、先般、愛媛県より新型コロナウイルス感染対策において、イベント等の実施についての方針が示されております。この方針に基づきまして、大規模なイベントは引き続き自粛することとなっております。それ以外であれば、屋内では参加者100人以下かつ収容定数の半分以下、屋外であれば200人以下かつ人と人とが十分な間隔が確保できることによって、適切な感染防止策を講じることを前提に開催の可否を慎重に判断しております。  国や県の方針は随時内容が変更となりますので、これらの情報収集に留意し、今後も最新の方針を基に判断していきたいと考えております。  6点目の災害時の避難場所での感染予防対策についてですが、新型コロナウイルス等感染症を踏まえた避難所開設運営方針において、避難所の過密状態の防止、避難所の衛生管理及び避難者の健康管理の徹底、避難者自身の感染予防・感染拡大防止措置の理解と協力、感染が疑われる避難者への適切な対応を実施するようにしております。  以上、答弁といたします。 ○議長(内倉長藏) 佐々木議員、1の1について再質問ありますか。  佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) テイクアウトも好評のうちに、あと20日で終わろうとしております。いろんな反省点もあろうかと思いますが、次、やるときには、もっとその反省点を研究してやっていただきたいと思います。あと20日間、予算的には大丈夫なのか、また追加予算組めるのか、そこをお聞きしたいと思います。 ○議長(内倉長藏) 兵頭商工観光課長。 ○商工観光課長(兵頭重徳) 御質問にお答えをいたします。  半額テイクアウト事業ですが、5月の18日から今月6月30日までの間、約6週間実施をしております。好評のうちに現在も事業が進んでおります。登録店のほうは56店舗参加いただいております。  予算のほうも想定したよりもはるかに金額のほうが要っておりまして、それにつきましては、事業間の流用で対応していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) 第2波も年内に予想されておりますが、また第2波が来ればまたお客さんも遠のくことになります。またそうなればこういう施策も必要だと思います。カラオケ店とかスナックとか、今回テイクアウトを利用されなかった方、またほかの小売店の方々に、また別の方法でプレミアム付の商品券、金券とかそういう発行は考えてないでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 兵頭商工観光課長。 ○商工観光課長(兵頭重徳) ただいまの質問にお答えをいたします。  プレミアム商品券につきましては、将来的にはちょっと検討は課内でもしておりますが、財源等を検討しまして、今後、有効なときにそういう施策も必要ではなかろうかと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 佐々木議員、よろしいですか。1の1。  では、1の2について再質問ありますか。  佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) 水産業、真鯛の養殖はですね、愛南町の基幹産業でもあります。本当に今、危機的状況に入っていると思います。皆さん御存知のように養殖真鯛、愛南町、全国で約6万トン余り、そのうち1万3,000トン余りは愛南町が占めております。日本で第1位の出荷量であります。ちなみに第2位が宇和島市でありますが、これが3月、4月の需要期が見込めず、だんだん需要が減ってきて現在に至っております。ちょうど5月、6月は稚魚の入替えの時期でもあり、生けすが空かなければ次の稚魚が入れられない、本当に悪循環に陥っております。  現在、愛南町でどれぐらい生けすに出荷時期の鯛が出荷を待っているのか、それが分かればお聞きしたいと思います。 ○議長(内倉長藏) 長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) お答えをいたします。  生けすのいわゆる残留量、在池数ですけれども、これにつきましては、今後の価格形成等に非常に大きな影響を与えます。したがいまして、行政のほうで介入することができない分野だというふうに思っておりますけれども、例年よりもかなりの多い量が残っているというふうに伺っております。  以上でございます。 ○議長(内倉長藏) 佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) 私の聞いた話では、隣の宇和島市では、現在500万匹ぐらいが生けすに残っておるということで、先日の新聞紙上でも水産会社の社長がコストコという大手のスーパー、量販スーパーに切り身での販売を依頼したということで、販路拡大によその市町でも力を入れております。  愛南町でもやはりそういう販路拡大の施策というか、努力が必要だと思いますが、今後、愛南町においてそういう販路拡大の施策があれば、方法があればお聞かせ願えたらと思います。 ○議長(内倉長藏) 長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) それぞれのコロナの段階によって、打つ施策が変わってきます。外出の自粛、それから人と人との接触を削減するようなときにはですね、なかなか大きなイベントが打てないわけですけれども、今後、このコロナの終息、出口に向けてですね、今回の6月の補正にも提案さしていただいておりますけれども、販売戦略を考えております。特に首都圏に向けてはですね、東京の市場のほうの豊洲の買参組合等とも連携をしてですね、愛南フェアを開催する予定にしております。  以上でございます。 ○議長(内倉長藏) 佐々木議員、いいですか。  佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) なかなか販路の拡大が見込めるような状態では今ないと思います。それでちょっと思い切った私の思いでありますが、愛南町、1万世帯、切り身で2匹ずつ配っても約2万匹、これをめでたい日、めでたい日というたらおかしいかもしれませんけども、1か月に1回鯛を食べましょうという日を作りまして、それで愛南町の皆さんに愛南町のすばらしい鯛を食べていただくと。その一部を町が補助をして食べていただくという方法もいいんじゃないかと思いますが、ぜひ検討を。 ○議長(内倉長藏) 長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 鯛の消費拡大につきましては、いろんな方法があるというふうに考えております。その中で、愛南漁協が開設しましたオンラインショップ、これにつきましても経営の多角化、それから新しい商取引というふうなことで、推進をしているところでございますけれども、町としてはですね、給食、それから学食、社食、こういったところにですね、サンプル提供をしながら食べていただく方策を今後も進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(内倉長藏) 佐々木議員、よろしいですか。  では、佐々木議員、1の3について再質問ありますか。  佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) 午前中の教育長の答弁から学校での感染予防対策とかいろいろ聞きました。修学旅行は今のところやる予定であるというふうに聞いておりますが、修学旅行も無理に遠くに行かなくてもですね、四国管内、いいところはたくさんあると思います。四国管内やったら感染のリスクもあまり少なくて済むということで、日数も少なくて済む、安全なときに短期間で行って帰ってこれるという方法もあります。  あと、運動会ですよね、運動会なんかはどのような方法で考えているのかお聞きいたします。 ○議長(内倉長藏) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) 運動会についてなんですけれども、春開催を予定していた学校も数校ありましたが、それは既に秋のほうにというふうに変更しております。日程についてはこれからというところはあるんですが、あと、内容につきましては、競技を少なくするとか、また小中合同でやっているところなんかの間隔なども見直すとか、そういったところを考えております。また、そういったことでまた時間などを短縮する必要があったら、そういう部分も検討していくようになろうかと思います。  いずれにいたしましても、やはり児童・生徒、そしてまた保護者の皆さん、地域の皆さんがやっぱり本当に楽しみにしている行事の一つなので、何とか開催に向けていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 佐々木議員、再質問ないですね。  では、1の4について再質問ありますか。  佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) 本当に観光業、宿泊業、今も本当に水産業と同じように大変な状況にあります。国の施策でありますGo Toキャンペーンもいつから始まるか分かりません。当初7月からの予定でしたが、今国会でいろいろもめておりますので、恐らく秋以降になるんじゃないかなと思います。  それで、皆さん聞いたこともあると思いますが、マイクロツーリズムいう言葉があるんですけど、地元から車で60分以内に行ける近場のところへの観光というのを、マイクロツーリズムと言います。グリーンツーリズムは聞き慣れた言葉ですけど。地元のおいしい物を食べて、また、温泉に入りですね、ホテル、民宿、民泊に泊まって料金も割安にしてもらってですね、地元のホテル、旅館、観光するというそういうどこへも行けれないこういう時期ですから、町民がそういうふうにやるのもいい時期ではないかなと思います。それには、まず町がある程度補助を出してですね、旅行券というか、セットにして補助を一部出して促進していくという方法もあると思います。ぜひ検討していただきたいと思います。 ○議長(内倉長藏) 兵頭商工観光課長。 ○商工観光課長(兵頭重徳) ただいまの質問にお答えをいたします。  マイクロツーリズムにつきましては、私どもの課でも、このキーワードを基にですね、新たな観光の資源の開発、それから受入れ体制を整えていこうと考えております。午前中の答弁の中にもありましたが、あくまで観光につきましては、ある程度終息は見越せるような状態になってからということで考えております。しかしながら、少しずつ受入れ体制のほうも今現在各宿泊等でも行っておりますわけですので、その辺につきましても、現場と調整をしながら、少しずつ受入れ体制のほうも整えていったらと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 佐々木議員、1の5について再質問はありますか。  佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) イベントの再開、これも大変難しい人数制限がありますので難しいところでありますが、いろんなイベントが中止になりました。私も楽しみにしていた水森かおりのコンサートが中止になり、本当に残念に思っております。また、今年四国でジャズフェスティバルの最大級と言われるJAZZ in 四国(愛南町)も、どうも中止の方向で話が進んでおるようでございます。  そのようなことから、いつまでもイベントをせんわけにもいきません。それで、そういう町民が元気になるような何かイベントは考えてないのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(内倉長藏) 清水生涯学習課長。 ○生涯学習課長(清水雅人) 生涯学習課が水森かおりのコンサートをしていた関係で、私のほうからですね、現在のイベント再開に向けてのですね、方針を答弁させていただきます。  緊急事態宣言は解除されましたが、いまだに感染症が終息されていない現状にあっては、3密が確実に回避できないイベントというのは見合わせております。段階的にこれからそれが終息に向かっていくと、段階的に方針を決めていくことになるのかもしれませんが、今の現状としてはですね、いまだそのような状況にはないので、大きなイベントというのはですね、生涯学習課のほうでも予定はしておりません。
     以上です。 ○議長(内倉長藏) 佐々木議員、1の6について再質問ありますか。  佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) 6番は同僚議員がまた後で質問すると思いますが、私から1点だけ質問したいと思います。  愛南町、南海トラフの大地震でいつ災害が来てもおかしくない状態であります。今日明日分かりません。どうなるか分かりません。一番心配になるのが、そのときの避難場所であります。現在、避難場所、各避難場所がありますが、津波でつかるところ、また道が崩れて行けないところもたくさんできると思います。それで、一番その今の感染時期に心配なのは、熱のある方とか、感染に心配がある、ちょっと病気の方なんかを保護するためにも、ホテルとか旅館なんかに一時的に入ってもらうという方法があります。  現在、愛南町ではそういうホテルとか旅館との間で協定なんか、災害時の協定なんかを結んでおられますか。その点についてお聞かせ願います。 ○議長(内倉長藏) 守口防災対策課長。 ○防災対策課長(守口庸夫) お答えいたします。  まず、宇和島市のようなホテルを借りての補助制度については、現在のところ町民の方に可能であれば、在宅避難や安全な親戚、知人宅への避難も考えていただくように周知しておりますので、今のところ宇和島市のような補助制度については考えておりません。町内のホテル業者であったりそういう民間の業者と協定を今のところは結んでおりません。今後、避難所不足が考えられると思いますので、そういう方と早急に協議をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) よろしいですか。  佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) 協定を結んでないということで、すぐには間に合わんみたいなんですが、体育館とかそういう場所に避難する場合に、そういう人を隔離と言うたらおかしいですけど離す場合に、室内用のテントですよね、テントとか段ボール、間仕切り、そういうのは愛南町は用意してないんでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(内倉長藏) 守口防災対策課長。 ○防災対策課長(守口庸夫) 特にその飛沫防止のための間仕切りであったりパーティションについてなんですが、現在、愛南町としての在庫は、間仕切りについては12セットほどあります。今回、専決予算のほうでパーティションについて40台、間仕切りについて15台のほうを予算計上のほうをしております。まず、それだけでは足りないと思いますので、また今後、各避難所の配備計画を整えまして、計画的に配備をしてきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) ありがとうございます。最後になりましたが、先の見えないコロナウイルスの戦いになります。町民皆さん一緒になって、また職員も一緒になって、我々も一緒になってこのコロナウイルスと戦っていかなければなりません。ぜひ頑張ってまいりましょう。  以上、質問を終わります。 ○議長(内倉長藏) 答弁を求めないのは質問にならんと思いますので。  これで佐々木議員の質問を終わります。  次に、原田議員の質問を許します。  原田議員。 ○4番(原田達也) それでは、一般質問通告書に従いまして、質問をさせていただきます。2点質問いたします。  まず最初に、避難所における新型コロナウイルス感染防止対策について。  この避難所におけるこの対策については、先ほど同僚議員が質問をしておりますので、重複しているところもあるかと思いますが、質問をさせていただきます。  新型コロナウイルス感染による緊急事態宣言も全面解除はされたものの、感染症発生前の日常生活に戻るには程遠く、あらゆる面で影響が出ています。第2波の到来も懸念されるということで、町民各自が3密防止を念頭に、慎重な行動を取っているのが現状だと思います。  新型コロナウイルスの影響は今後しばらく続くと思われます。  こういった中、今後危惧されるのが災害時における避難所での感染だと思われます。これから梅雨に入り、また大型台風の襲来も多くなり、本格的な大雨のシーズンに入ります。毎年のように全国各地で豪雨災害が発生しており、避難所に避難するケースも多く見受けられます。多くの避難者が集中した場合、3密状態となり、感染率も高くなると考えられます。  今回の愛南町新型コロナウイルス感染症に係る経済、生活支援対策の中に、指定避難所資機材整備事業が計上され、避難所での3密防止を重点に対策が施行されることになっています。しかし、避難者が予想以上に多くなった場合、これで十分に対応できるかどうか、最悪の状態を想定し、避難所で感染者を出さないよう万全を期すことが重要だと考えます。  そこで伺います。  1、これまでの指定避難所が、その広さ、部屋数等を考慮した場合、新型コロナウイルス感染防止に対応できるかどうか、再検討する必要があるのではないか。  2、指定避難所資機材整備事業の拡充は考えてないか。  3、新型コロナウイルス感染防止に対応した避難所運営マニュアルを策定する必要があるのではないか。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 原田議員から答弁分割での質問がありました。  避難所における新型コロナウイルス感染防止対策について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 原田議員の質問にお答えします。  まず、第1の質問、避難所における新型コロナウイルス感染防止対策について、1点目のこれまでの指定避難所が、その広さ、部屋数等を考慮した場合、新型コロナウイルス感染防止に対応できるかどうか再検討する必要があるのではないかについてですが、これまで、国や県からの避難所における新型コロナウイルス感染症への対応の通知に基づき、指定避難所において世帯ごとに約2メートルの間隔を取った上で収容人数を再計算しております。また、小・中・高等学校の普通教室等も有事の際に避難者の受入れができるよう、既に施設管理者である各学校長に了承を得ており、過去の災害による避難者数であれば、対応は可能と考えております。また、避難所での過密状態を防ぐため、町民の方には、在宅避難や安全な親戚、知人宅等への避難も考えていただくよう、チラシや町ホームページで周知を行っております。  2点目の指定避難所資機材整備事業の拡充は考えてないかについてですが、今後、各指定避難所には、マスクや消毒液などの衛生用品を、体育館などの指定避難所には、衛生用品のほかに飛沫感染を防止するパーティションを計画的に備蓄していきたいと考えております。  3点目の新型コロナウイルス感染防止に対応した避難所運営マニュアルを策定する必要があるのではないかについてですが、愛南町避難所運営マニュアルでは、インフルエンザやノロウイルス等による感染症対策についての記載はありますが、今回策定した新型コロナウイルス等感染症を踏まえた避難所開設運営方針を基に、3密の回避や避難者の体調管理、避難所の衛生管理など、避難所運営マニュアルに追加してまいります。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長藏) 原田議員、1の1について再質問はありませんか。  原田議員。 ○4番(原田達也) 今、町長の答弁の中にですね、避難所では最低人と人の間隔を2メートル以上空けるという答弁だったと思います。そういったソーシャルディスタンスを確保した場合にですね、収容可能な人数、これは従来の何割程度になると見込まれておりますかね。分かりますか。 ○議長(内倉長藏) 守口防災対策課長。 ○防災対策課長(守口庸夫) お答えします。  先ほど言われました、各世帯ごと2メートルぐらいの間隔を取って、ある程度再計算をしております。従来の避難者数よりかは半分以下になると今のところ考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 原田議員。 ○4番(原田達也) なるべく多くの避難所を確保したいという答弁だったように思いますが、避難者の中にですね、中には発熱とかせきの出る症状がある人が避難してくる場合もあろうかと思います。また、その完全に濃厚接触者と分かるような人が避難して来られた場合、やっぱり一緒の施設の中に入るというのは、ちょっとこれは考えるべきだと思います。  そういった場合に、そういった方を専門に受け入れる避難所の開設というのは考えるべきだと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 守口防災対策課長。 ○防災対策課長(守口庸夫) お答えします。  まず初めに、感染が疑われる方の避難者の対応についてなんですが、感染が疑われる方が避難してきた場合や、発熱やせきなどの症状が出た方の場合の対応なんですが、その対象者の方を含む避難世帯を別室、避難所内での別室、またはもし別室が難しい場合はパーティション等で専用のスペースを確保いたします。その旨、町のほうの保健福祉課のほうに連絡を取りまして、その後は保健師のほうが対応するようになります。  濃厚接触者の方の対応なんですが、県のほうの指導もありまして、濃厚接触者がもし町内で特定された場合なんですが、その場合はその方が災害時に避難する場合、濃厚接触者用の避難所を開設するように、今のところしております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 原田議員、いいですか。  原田議員、1の2について再質問はありませんか。  原田議員。 ○4番(原田達也) 先ほどの同僚議員からの質問にもこういった資機材の件があったんですが、今回の資機材整備事業、内容はワンタッチパーティションの40台、また間仕切りが15個というふうに出ていたんですが、確かに今まで愛南町ではそういった大災害というのは発生してなくて、避難所が避難者でいっぱいになるというケースはなかったように思われます。  けど、今後どのような大災害が起こるか、これ分かりませんので、この数ではちょっと少ないような気がします。また、段ボールベッドも少ないとか、そういった答弁もございましたが、もう少し資機材を整える必要があると思いますが、どうでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 守口防災対策課長。 ○防災対策課長(守口庸夫) お答えします。  先ほども言われましたように、現在備蓄しているパーティションであったり段ボールベッドであったり、かなり数が少ないとは思っております。これも先ほど言いましたが、今後、各避難所、大規模な災害に備えて、各配備計画を立てて早急に各避難所へ、特に感染症対策の配備品について、また準備をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 原田議員。 ○4番(原田達也) あとちょっと心配されるのがですね、避難所における熱中症の対策だと思います。これから夏から秋にかけて非常に気温も高くなって、施設の中、かなり高温になると思います。エアコン等が整備されておる施設であればそういった心配はないんですが、そういうところばかりではないと思いますので、そういった部屋の中で熱中症を防ぐようなそういった資機材といいますか、そういうのは考えてないでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 守口防災対策課長。 ○防災対策課長(守口庸夫) お答えします。  まだ、実際にはそういう熱中症対策についての備品とか準備品というのは今のところ考えておりません。今、特にニュースでもそのようなことをよく言われてますので、もし避難所を開設した場合には、保健師の巡回であったり、そこの担当をする職員による避難者への体調管理の確認とか、そういうのを徹底していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 原田議員、1の3について再質問はありませんか。  原田議員。 ○4番(原田達也) 避難所の運営マニュアルなんですが、先ほど町長の答弁では、今まであったマニュアルに付随して、新型コロナウイルスの対応のマニュアルを作成するということだったんですが、そのマニュアルの中にですね、避難所の運営とか設営、当然入ってくると思います。その設営やら運営する上での前もっての訓練ですね、訓練もそのマニュアルに入ってくると思われるんですが、この避難所の運営設営等は、訓練は、今まで防災訓練で定期的にやってきていると思いますが、今回のこの新型コロナウイルスの感染防止に対応した訓練というのは、これは初めてのことなんで、今後、設営等、その訓練を早急にやる必要があるのではないかと思われますが、どう考えていますか。 ○議長(内倉長藏) 守口防災対策課長。 ○防災対策課長(守口庸夫) お答えします。  昨年度も避難所開設訓練っていうのは、2か所ほどで実施をしております。そのときはまだ時期的に早い段階だったので感染症対策とかそういうのは入れていませんでしたので、今後、そういう地域であったり、学校であったりもそうなんですが、訓練の中に、特に避難所の開設訓練、運営訓練を入れていきたいと考えております。その中で、感染症対策の訓練、間仕切りとか間隔を開けてレイアウトを取るやり方とか、そういうのを含めて実施をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 原田議員。 ○4番(原田達也) 避難者がですね、避難所に入るのが当然なんですが、避難所での感染を恐れて避難所に入るのを拒否する場合が中には出てこようかと思います。そういった場合の対応とかですね、その避難所やなしにもう自分の車の中で避難したいという、そういった希望者も出てこようかと思います。そういった場合の車中泊とかそういった場合のマニュアル等は考えていますか。 ○議長(内倉長藏) 守口防災対策課長。 ○防災対策課長(守口庸夫) お答えします。  まず、避難をためらう方については、先ほどお答えしたんですが、チラシとかにもはめております分散避難であったり、もし避難のできる親戚、知人宅があればそちらのほうでも避難してくださいというようなお願いをしております。その中で、地域での訓練の中でもそういったことを周知しながら、どこへ避難するかというのを各自事前にそれぞれで考えていただきたいと考えております。  あと車中泊については、今のところマニュアル等でそういうのをうたってはおりませんで、これも今後特に避難所が不足する場合に、車中泊であったり、また野外のテントであったりというところで避難するというケースも考えられますので、そのことについても、今後また考えていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) それでは、次に、2の質問を許します。  原田議員。 ○4番(原田達也) 続いて2番目、政治姿勢について。  今年10月に行われる町長選挙まで、残すところ4か月となりました。清水町政も3期目の終盤に入り、この約12年間、ハード面では給食センター、消防庁舎、本庁舎の新規建設、さらに南海トラフ巨大地震に備えた各町有施設の耐震化など、また、産業振興の面では南水研との連携、媛スマを代表する新養殖魚の開発、水産加工場の誘致、さらに台湾など海外での愛南町特産品の販売促進、ブランド化など、果敢に取り組んでこられました。町のリーダーとして、その手腕を発揮されているところです。  しかしながら、その一方で本町の人口減少には歯止めがかからず、合併時と比較して約1万人減少しています。小中学校の統廃合も加速し、児童・生徒数も半減しています。地方の市町村、同じような状況とはいえ寂しい限りです。若者が定住できる環境を整え、さらなる地場産業の活性化が望まれるところです。  また、高速道路延伸においては、いまだ内海-宿毛間が未定であり、命の道としても重要なことから、一刻も早い事業化が望まれるところです。そして、今回の新型コロナウイルスの影響により疲弊している町内経済の立て直しなど、今後取り組むべき課題が山積していると考えます。  そこで、清水町長に伺います。  今後もこのような諸問題に取り組んでいく思いがあるのかどうか、次期町長選挙に出馬されるのか、されないのか伺います。 ○議長(内倉長藏) 2の政治姿勢について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、政治姿勢についてですが、まずもって、3期12年の町政運営の実績につきまして、身に余る評価を頂き誠にありがとうございます。これも様々な施策の推進に御理解をいただきました議員各位を初め、町民の皆さん、そして職員の方々の御理解、御支援の賜物であり、心から感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございます。  私はこれまで、町民の皆様から負託を受けた1期4年ごとに、活力と希望のある愛南町づくりを推進することを基本方針とし、より良い愛南町を目指し、目に見える形で成果を上げるべく全力投球し、町政を運営してきたつもりであります。  しかしながら、愛南町においては、議員御指摘のとおり、合併後の人口減少に歯止めが利かない状況であり、その対策は喫緊の課題であると感じております。また、町民の悲願でもあります高速道路の南予延伸においては、内海―津島間の早期完成及び内海―宿毛間の新規事業化の目途が立っていないこと、そして、今般の新型コロナウイルス感染症がいまだ終息に至らず、引き続きその対策が求められること等々、まだまだ、解決すべき課題は山積していると考えております。
     そういうことからも、自分としてはいまだ道半ばとの思いが強く、町民の皆様の御理解と御支援が頂けるのであれば、ともにあゆみ育て創造するまちの実現に向け、引き続き、愛南町のかじ取り役として、誠心誠意取り組んでまいりたいと考えております。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長藏) 原田議員、再質問はありますか。  原田議員。 ○4番(原田達也) 今の町長の答弁が正式な出馬表明と捉えていいのでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  そのとおりでございます。 ○議長(内倉長藏) これで、原田議員の質問を終わります。  最後に、西口議員の質問を許します。  西口議員。                (発言する者あり) ○議長(内倉長藏) 西口議員が終わった後、休憩します。 ○16番(西口 孝) 西口孝です。私は、町民の皆さんから寄せられた声を基に、今回はコロナ問題に絞って2点質問をいたします。理事者におかれては明快な答弁をお願いいたします。  質問に入ります前に、私からも今回のコロナ禍によって亡くなられた方々に対して、心から御冥福をお祈り申し上げたいと思います。そして、医療の最前線で昼夜を分かたず危険と隣り合わせで治療に当たっておられます医療関係者の方々に、これも心からの敬意と感謝を申し上げたいと思います。  今回、6名の質問者全員が、このコロナ問題を取り上げています。それだけ重要な課題であるという認識と自覚が必要だと改めて思っているところです。  6番手ということで、ほとんど質問と答弁が出そろった感があるわけですが、重複する分はお許しを頂いて、今、この問題を語らずにいつ語るという気持ちをお酌み取りいただいて、お聞きいただきたいと思います。  質問に入ります。  1、新型コロナウイルス感染症に対する取組について伺います。  今回のコロナ危機、当初はインフルエンザの新型で、春から夏にかけて暖かくなれば終息するだろうと多くの方が当初思っておりました。ところが、中国武漢から始まった感染、瞬く間に5大陸全体に広がって、感染者は700万人を超え、死者も40万人を超え、なお世界全体では勢いが衰えておりません。私は、直面している問題に対応する際の前提的な姿勢として、今回のコロナ危機が今までの認識では図れない事態であり、新たな発想が必要だと考えるものです。すなわち、こんな発達をした現代においてまさかという認識は間違いで、実はこんな発達をした現代だからこそ起こった問題ではないかと思うわけです。  そうした観点から伺います。  1、基本的には、国が対応しなければならない問題であり、現に努力もなされていますが、せっかくの施策も手続が煩雑であったり、情報が国民に行き渡っていない、後手後手に回って酌み切れない問題が数多くあると考えます。そこで、一番町民の実情がよく分かっている町として、国や県の対応だけではなく、それらから漏れる部分を救い上げ、本当に困っている人に手を差し伸べることが必要だと思います。  町独自の支援策も次々と出されていますが、各課担当の部署において町民から出された要望等を酌み上げ、今後、検討・実施していく施策というものがあるのかどうか、その実態を伺います。  2点目、コロナ危機の中での災害への備えについて。  これから台風や豪雨などの風水害が多発する季節を迎えます。また、震度4程度の地震は今年に入ってから全国各地で起こっています。自然災害は、今、人間社会がコロナ危機で大変だからといって待ってはくれません。山崩れや崖崩れ、河川の氾濫、津波等、ハザードマップに基づく防災・減災の事業は継続をされるでしょうが、被害が発生した際の救助や医療の体制、避難所の体制等、見直しを早急に行い、自然災害と合わせてクラスターを生まない避難態勢を作る必要があると考えます。このことについて、どのようにお考えか所見をお伺いして、私の質問を終わります。 ○議長(内倉長藏) 西口議員から、答弁分割での質問がありました。  新型コロナウイルス感染症に関する取組について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 西口議員の質問にお答えをします。  新型コロナウイルス感染症に関する取組について、1点目の各担当課の部署において、町民からの要望に対してのきめ細やかな対応についてですが、新型コロナウイルス感染拡大により疲弊した町内の産業を守るため、生産者や経営者等にアンケート調査を実施をし、その内容について町の営業戦略連携会議で、それぞれの業界ごとに状況を把握いたしました。さらに5月14日に産業関係団体との意見交換会を実施し、各課横断的な緊急対策を協議し、現在推進をしているところであります。  それぞれの対策には、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を初めとする国や県の補助制度を有効的に活用するとともに、町独自の創意工夫による様々な対策にも取り組んでおります。今後もコロナ対策における各局面に合わせ、町民のニーズに応えることができるよう切れ目のない対策に取り組んでまいります。  2点目のコロナ危機の中での災害への備えについてですが、新型コロナウイルス等感染症を踏まえた避難所開設運営方針を策定し、避難世帯のスペースの確保や、避難者の体調管理、避難所の衛生管理などの感染予防対策を実施するよう、全職員に周知したところであり、今後はこの運営方針に基づき避難所運営マニュアルの改訂を行う予定であります。また、避難所での飛沫感染を防ぐためのパーティションやマスク、消毒液などの衛生用品について、今後計画的に備蓄する予定であります。  以上、答弁といたします。 ○議長(内倉長藏) 西口議員、1の1について再質問ありますか。  西口議員。 ○16番(西口 孝) 1点だけ、今、私農家で農林課から封書でアンケート的な調査が回っておるんですけれども、これコロナとの関係が少しはあるのかなという思いなんですが、なかなか内容が分かりにくいんですが、いま一度農家の方々にどういう内容なのかをお知らせを願いたいと思いますが。 ○議長(内倉長藏) 吉村農林課長。 ○農林課長(吉村克己) 農林課からお答えいたします。  先ほど議員がおっしゃられましたアンケートにつきましては、現在国が1次補正で予算化をしております高収益作物次期作支援交付金の要望調査を行っておるところであります。この交付金につきましては、新型コロナウイルスの影響による需要の減少により、市場価格が低落するなどの影響を受けた野菜、花卉、果樹、お茶などの高収益作物について、次期作に、来年度等次期作に向けて取り組む生産者に対しまして、国内外の新たな需要促進につなげるということで、国が打ち出しておる対策となっております。  対象者につきましては、令和2年2月から4月の間に野菜、花卉、果樹、お茶などにつきまして出荷実績がある、または廃止等により出荷ができなかった生産者、また、収入保険、農業共済等のセーフティネットへ加入している生産者、または加入を検討している生産者にとってと、それとあと作付面積が1アール以上の方の農家の対象となっております。  交付金額につきましては、需要対応生産支援、現在、国が示しているものにつきましては、10アール当たり5万円、また、新たな品種や新技術の導入等取組を支援いたします需要促進取組支援につきましては、10アール当2万円となっております。  現在、愛南町の農家の方、約800人弱につきまして、皆様に今郵送で要望調査を行っておるところです。今後につきましては、国に対して、現在町が想定しておりますのは、愛南町農業再生協議会が事業主体となりますので、こちらのほうで調整をさしていただきながら、申請を直接国に行うという形を考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 西口議員。 ○16番(西口 孝) これはまだ全てが対象になって交付金というかそういうものが、補助金が下りてくるというのが確定ではないわけですね。今後のスケジュールというのはどういうふうなことになっているんですか。 ○議長(内倉長藏) 吉村農林課長。 ○農林課長(吉村克己) 現在、国につきまして確認という、連絡をしとるところなんですが、実際に1次補正におきまして、約240億の予算化を国がしております。私ども、愛南町の中でも予想しておりますのが、約1億1,000万程度出るんだろうと予想しとるんですけど、この内容につきまして、国のほうも補正予算についてはまだ予備費というところだろうという考えがあるみたいですが、はっきりしたところは見せておりません。  また、対象品目につきましても、ハウス等の中身について、再度、果樹ではなく苺とか、加温栽培が必須であります桜桃、マンゴー、ブドウ等が対象というような形で考えておりますが、現在まだ確定はしておりませんので、はっきりは言えないところであります。  町としましては、今回のアンケート調査につきましては6月19日をめどに要望調査を行っております。国の1次要望につきましては、7月だと思っておりますので、その7月に要望に合わせまして町のほうが要望額を国に要望したいと考えております。  また、2次、3次の要望もあるとは聞いておりますので、また再度対応が必要であれば対応していく考えであります。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 西口議員。 ○16番(西口 孝) 町立病院などは、このコロナに関わって、今後、検査とかいろんなもので町民に関わるというか、組み込まれていくというか、そういう動きというものはないんでしょうか。 ○議長(内倉長藏) 幸田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(幸田栄子) 町立病院でのPCR検査についてですが、検査については、県での指定になりますので、町立病院で現在するという情報は持ち合わせておりません。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 西口議員、1の2について再質問はありませんか。  西口議員。 ○16番(西口 孝) もう既に皆さんも答えていただいておるんですけれども、この避難所が従来のような詰め込み方ではなくて、そういうパーティションやいろいろな形で2メートルの間隔とかそういうふうなことが分かったわけですが、そのそれらに代わる避難所を数多く作るという点で、旅館やホテルなど、宿泊施設とのそういう協議というものは、今後、どういうふうに詰められていくというふうに答弁されたのかどうか、もう一度お答え願いたいと思います。 ○議長(内倉長藏) 守口防災対策課長。 ○防災対策課長(守口庸夫) 先ほども言いましたとおり、特にその避難所不足というのが今後考えられます。町の指定避難所以外の公共施設、また民間の施設であったり、特にホテル、宿泊関係の施設であったり、そういうところと今後早急に協議をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 西口議員。 ○16番(西口 孝) この避難所でのそういう資機材の整備やなんかがまだ不足で極めて早急にその整備をしていかなくてはいけないという話であったと思うんですが、コロナ関連の予算の中で、この整備ができないものかどうか、検討というか、見通しというものはないんでしょうか、最後にお聞きをしたいと思います。 ○議長(内倉長藏) 立花企画財政課長。 ○企画財政課長(立花慶司) 資機材の整備につきまして、お答えさせていただきます。  現在国のほうで第2次補正が審議されているかと存じております。本町へのコロナ対策の臨時交付金の第1次の交付額が、現段階ではどの程度交付されるかは未定ではありますが、資機材の整備を含めて、事業の調整を図っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 西口議員。 ○16番(西口 孝) 皆さん、質問者が繰り返し申し上げておりますように、このいつ来るか分かりません。次の災害に備えて、本当にそういったものも早急に整備をされて、1つずつ町民のために備えていただきたいと思うことを申し上げて終わります。 ○議長(内倉長藏) 暫時休憩いたします。  休憩中に換気と消毒を行いますので、よろしくお願いいたします。  15分間休憩をいたします。  3時33分から行います。15分休憩です。               午後 3時19分 休憩            ―――――――――――――――――               午後 3時33分 再開 ○議長(内倉長藏) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第5 承認第1号 専決処分第2号の承認を求めることについて(損害賠償の和解) ○議長(内倉長藏) 日程第5、承認第1号、専決処分第2号の承認を求めることについて(損害賠償の和解)を議題とします。  提案理由の説明を求めます。  岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) 承認第1号、専決処分第2号の承認を求めることについて(損害賠償の和解)について提案理由の説明をいたします。  これは、愛南町立御荘中学校の正門前において発生した、スクールバス運行委託先の運転手の確認不足に起因した自動車接触事故に関し、相手方と損害賠償について和解するため、令和2年3月19日、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したので、議会に報告し、承認を頂きたく提案するものであります。  それでは、和解の内容について説明いたしますので、裏面を御覧ください。  1の和解の相手方は、記載のとおりであります。  2の事故概要は、令和2年2月26日、午前7時42分頃、スクールバス運転手が御荘中学校正門前で生徒を下車している間に、スクールバス後方に停車した軽自動車に気づかず、車庫入れのためにバックしたときに停車中の相手方の車両に接触し、相手方車両の前方右側を棄損させたものであります。  事故の原因は、スクールバス運転手がバックの際に十分な後方確認を怠ったことにより発生したものと思われ、事故の過失割合は、町側が10割となっております。  3の和解の額は、相手方の車両の修理費用として23万9,273円が損害保険ジャパン日本興亜株式会社から支払われております。  以上、承認第1号の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり)
    ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、承認第1号を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、承認第1号、専決処分第2号の承認を求めることについて(損害賠償の和解)は、原案のとおり承認されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  ◎日程第6  承認第2号 専決処分第3号の承認を求めることについて               (愛南町介護保険条例の一部を改正する条例) ○議長(内倉長藏) 日程第6、承認第2号、専決処分第3号の承認を求めることについて(愛南町介護保険条例の一部を改正する条例)を議題とします。  提案理由の説明を求めます。  土幡高齢者支援課長。 ○高齢者支援課長(土幡 淳) 承認第2号、専決処分第3号の承認を求めることについて提案理由の説明をいたします。  本条例は、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律の施行による介護保険法の一部改正が、本年4月1日に施行されることとなり、愛南町介護保険条例の改正が必要となりましたが、議会を招集する時間的余裕がなかったため、地方自治法第179条第1項の規定により、令和2年3月31日付で専決処分をしたので、これを報告し、承認頂きたく提案するものであります。  主な改正点は、低所得者の保険料の軽減強化として、令和元年10月の消費税10%への引上げに伴い、第1段階から第3段階までの対象者の軽減割合を増加するため、改正を行ったものであります。  それでは、改正内容について説明いたしますので、3ページの新旧対照表を御覧ください。  第4条第1項中「平成32年度」を「令和2年度」に改め、同条第2項中「平成31年度から平成32年度までの各年度」を「令和2年度」に、「2万7,500円」を「2万2,000円」に改め、同条第3項中「平成31年度から平成32年度までの各年度」を「令和2年度」に、「2万7,500円」を「2万2,000円」に、「4万5,800円」を「3万6,600円」に改め、同条第4項中「平成31年度から平成32年度までの各年度」を「令和2年度」に、「2万7,500円」を「2万2,000円」に、「5万3,100円」を「5万1,200円」に定めております。  軽減後の令和2年度の保険料の年額については、4ページの愛南町介護保険条例の一部を改正する条例参考資料を御覧ください。  下線を引いてある箇所が、軽減後の保険料であります。  第1段階の保険料は「2万7,500円」を「2万2,000円」に、第2段階の保険料は「4万5,800円」を「3万6,600円」に、第3段階の保険料は「5万3,100円」を「5万1,200円」に、それぞれ改めております。  2ページの改正条例にお戻りください。  附則として、この条例は、令和2年4月1日から施行しており、改正後の規定を令和2年度分の保険料から適用するなどの経過措置を定めております。  以上、承認第2号の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、承認第2号を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、承認第2号、専決処分第3号の承認を求めることについて(愛南町介護保険条例の一部を改正する条例)は、原案のとおり承認されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  ◎日程第7 承認第3号 専決処分第4号の承認を求めることについて              (愛南町税条例等の一部を改正する条例)   日程第8 承認第4号 専決処分第5号の承認を求めることについて              (愛南町国民健康保険税条例の一部を改正する条例) ○議長(内倉長藏) お諮りします。  この際、日程第7、承認第3号、専決処分第4号の承認を求めることについて(愛南町税条例等の一部を改正する条例)から、日程第8、承認第4号、専決処分第5号の承認を求めることについて(愛南町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)までの2議案について、続けての提案理由の説明としたいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 異議なしと認めます。  これより、直ちに議題とします。  提案理由の説明を求めます。  山本税務課長。 ○税務課長(山本光伸) 承認第3号及び承認第4号の専決処分の承認を求めることについて、一括して提案理由の説明をいたします。  提案の2議案は、いずれも地方税法等の一部を改正する法律が本年4月1日から施行されることなどから、愛南町税条例及び愛南町国民健康保険税条例の改正が必要となりましたが、議会を招集する時間的余裕がなかったため、地方自治法第179条第1項の規定により、令和2年3月31日付で専決処分をしたので、これを報告し、承認頂きたく提案するものであります。  最初に、承認第3号を御覧ください。  承認第3号、専決処分第4号の承認を求めることについて(愛南町税条例等の一部を改正する条例)についてですが、主な改正点といたしましては、個人町民税関係として、未婚の独り親に対する「ひとり親控除」の創設、及び寡婦控除の見直し。固定資産税関係として、所有者不明土地等に係る固定資産税の課題に対応するため、現に所有している者の申告の制度化、及び使用者を所有者とみなす制度の拡大、たばこ税関係として、軽量な葉巻たばこの課税方式の見直し、そのほか、元号の改元対応等の改正を行うものであります。  それでは、改正内容について説明いたしますので、12ページの新旧対照表を御覧ください。  まず、第1条による改正として、第2条の改正については、個人町民税の非課税の範囲を見直し、独り親を非課税とするものであります。  第34条の2の改正については、個人町民税の所得控除に、「ひとり親控除」を追加するほか、地方税法において、特別の寡婦の規定が削除されたことに伴う項ずれの改正であります。  13ページ下段、第36条の3の2及び、14ページ、第36条の3の3の改正については、給与所得者及び公的年金等受給者が提出する扶養親族等申告書において、単身児童扶養者に該当する場合の記載を不要とするものであります。  15ページ、第54条の改正については、第4項において、災害により所在が不明である場合の固定資産税の課税について、使用者を所有者とみなして課税する場合における使用者への通知義務の追加、16ページ、第5項では、調査を尽くしてもなお固定資産の所有者の存在が不明である場合における固定資産税の課税について、あらかじめその使用者に通知した上で、使用者を所有者とみなして課税することができる規定を追加するものであります。  19ページ、第74条の3の追加については、登記簿または土地・家屋の補充課税台帳に所有者として登記または登録がされている個人が死亡している場合において、現所有者であることを知った日の翌日から三月を経過した日までにおける、賦課徴収に必要な事項の申告義務を追加するものであります。  第75条の改正については、固定資産に係る不申告に関する過料の規定を、現所有者が正当な理由なく申告しなかった場合にも適用させるものであります。  第76条の改正については、固定資産評価員について、町長がその職務を行うこととするものであります。  第94条の改正については、第2項において、軽量な葉巻たばこの、紙巻たばこへの換算方法の見直しを行うものであります。  20ページ中段、第96条の改正については、第2項として、たばこ税の課税免除の適用に係る必要な手続を簡素化する規定を追加するものであります。  22ページ、附則第3条の2の改正については、第1項で、地方税法の一部改正に合わせた用語の見直しを行い、第2項は、納期限の延長の特例を受けた場合の延滞金の割合を改正するものであります。  24ページ中段、附則第8条の改正については、肉用牛の売却による事業所得の課税の特例措置を、3年間延長するものであります。  25ページ、附則第10条の2の改正については、固定資産税の課税標準に係るわがまち特例について、地方税法の一部改正に合わせて整備するものであります。  33ページ、附則第17条の改正については、長期譲渡所得に係る個人町民税の課税の特例規定に、低未利用土地等の譲渡を追加するものであります。  附則第17条の2の改正については、優良住宅の造成等のための譲渡所得の軽減税率の適用期限を3年間延長するものであります。  次に、34ページ下段、第2条による改正として、35ページ、第19条から、46ページ、第52条までの改正については、国税における連結納税制度の見直しに伴い、地方税における連結法人税の個別帰属額や個別所得金額の計算に対応する規定がなくなるなどの改正が行われたことに伴い、個別帰属法人税額を規定する項の削除や項ずれ等の改正を行うものであります。  46ページ下段、第94条の改正については、第2項において、軽量な葉巻たばこについて、課税方法である紙巻たばこへの換算方法の見直しを行うものであります。  次に47ページ、第3条による改正については、平成31年改正における未施行の改正文の改正で、個人住民税の非課税措置の範囲に単身児童扶養者を加える改正を削除する改正、第5項として、軽自動車税の種別割に係る特例規定を附則に追加する改正について、改元対応を行う改正、その他、51ページの第4条において、個人町民税の非課税措置の単身児童扶養者への適用規定を削除するほか、改元対応を行う改正であります。  次に、52ページ、附則第8条による改正については、平成27年改正条例における改元対応を行う改正であります。  53ページ、附則第9条による改正については、平成28年改正条例における改元対応を行う改正であります。  54ページ、附則第10条による改正については、平成29年改正条例における改元対応を行う改正であります。  附則第11条による改正については、平成30年改正条例における改元対応を行う改正であります。  議案の8ページにお戻りください。  附則として、この条例は、第1条のとおり、第1号から第4号に規定するものを除き、令和2年4月1日からの施行としており、第2条から、9ページ第4条までは町民税、第5条は固定資産税、10ページ、第6条及び第7条は町たばこ税の改正に伴う経過措置をそれぞれ定めております。  また、第8条から第11条までは、平成27年から平成30年までの改正条例における経過措置の改元対応を行うものであります。  次に、承認第4号を御覧ください。  承認第4号、専決処分第5号の承認を求めることについて(愛南町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)についてですが、改正の内容は、国民健康保険税の基礎課税額及び介護納付金課税額に係る限度額の引上げ、及び、低所得者に対する軽減措置に係る軽減判定所得の算定方法の変更であります。  その内容については、新旧対照表により説明いたしますので、3ページを御覧ください。  第2条の改正については、第2項において、国民健康保険税の基礎課税額の限度額を「61万円」から「63万円」に、第4項において、介護納付金課税額の限度額を「16万円」から「17万円」に、それぞれ改めるものであります。  第23条の改正については、第1項第2号及び第3号において、5割軽減及び2割軽減の対象となる世帯の軽減判定所得の算定において、被保険者等の数に乗ずるべき金額を、5割軽減を「28万円」から「28万5,000円」に、2割軽減を「51万円」から「52万円」に、それぞれ改めるものであります。  4ページ、附則の第7項及び第8項の改正については、長期譲渡所得に係る特例の適用対象に、低未利用土地等の譲渡を追加するものであります。  議案の2ページにお戻りください。  附則として、この条例は、第1条のとおり、令和2年4月1日から施行することとしており、ただし書として、附則第7項及び第8項の改正規定は、令和3年1月1日から施行することとしております。  また、第2条では適用区分を定めております。  以上、承認第3号及び承認第4号の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより、承認第3号、専決処分第4号の承認を求めることについて(愛南町税条例等の一部を改正する条例)の質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。
     討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、承認第3号を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、承認第3号、専決処分第4号の承認を求めることについて(愛南町税条例等の一部を改正する条例)は、原案のとおり承認されました。  次に、承認第4号、専決処分第5号の承認を求めることについて(愛南町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)の質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、承認第4号を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、承認第4号、専決処分第5号の承認を求めることについて(愛南町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)は、原案のとおり承認されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  ◎日程第9 承認第5号 専決処分第6号の承認を求めることについて              (令和2年度愛南町一般会計補正予算(第1号)) ○議長(内倉長藏) 日程第9、承認第5号、専決処分第6号の承認を求めることについて(令和2年度愛南町一般会計補正予算(第1号))を議題とします。  提案理由の説明を求めます。  岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) 承認第5号、専決処分第6号の承認を求めることについて(令和2年度愛南町一般会計補正予算(第1号))の提案理由の説明をいたします。  今回の専決対応につきましては、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として、国は国民1人当たり10万円の特別定額給付金と児童手当を受給する世帯に対象児童1人につき1万円を支給する臨時特別給付金を支給することとしております。併せて町におきましても緊急の経済対策として、できることを最優先にスピード感をもって対応するため、速やかな予算措置が必要となりましたが、議会を招集する時間的余裕がなく、地方自治法第179条第1項の規定により、令和2年4月28日付で専決処分しましたので、同条第3項の規定により、議会に報告し、承認を頂くべく提案するものであります。  予算書の7ページを御覧ください。  この補正予算は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ23億2,244万6,000円を追加し、その総額を156億5,544万6,000円とするものであります。  それでは歳出から説明をいたしますので、19ページを御覧ください。  2款総務費は、防災対策費において、避難時における感染症対策のための避難所用間仕切り経費に係る消耗品費119万3,000円の追加、特別定額給付金給付事業費において、給付対象者1人につき10万円の特別定額給付金を支給するために特別定額給付金給付事業費20億9,032万3,000円の追加であります。  3款民生費は、児童福祉総務費において、子育て世帯への生活を支援する取組として、児童手当を受給する世帯に対し、対象児童1人につき1万円を支給する臨時特別給付金給付事業費1,942万9,000円の追加であります。  21ページ、4款衛生費は、予防費において、消毒液などの感染症拡大防止対策に係る消耗品費270万1,000円の追加であります。  6款農林水産業費は、水産業振興費において、量販・外食需要の減少に伴う漁業収入安定化対策の拡充による漁業共済支援事業費補助金2,500万円及び外食産業の停滞に伴う物流停滞の解消を図るため、ぎょしょく鮮魚ボックス支援事業補助金300万円の追加であります。  7款商工費は、商工業振興費において、県が既に実施している県新型コロナウイルス感染症対策資金に対する利子補給分70万円、感染拡大や緊急事態宣言によって影響を受けている町内の飲食店を支援するための愛南半額テイクアウト事業補助金3,000万円、感染症の影響により業績が著しく悪化した事業者に対する経営安定化支援や賃貸料等の補助を行う中小企業者経営支援事業費1億4,910万円及び23ページ、商工業者が感染防止対策として感染防止用品を購入するための補助金50万円の追加であります。  次に、歳入について説明しますので、17ページを御覧ください。  14款国庫支出金は、総務費国庫補助金において、特別定額給付金給付事業費補助金20億7,740万円、及び事務費補助金1,292万3,000円の追加、民生費国庫補助金において、子育て世帯への臨時特別給付金事務費補助金202万9,000円、及び事業費補助金1,740万円の追加、18款繰入金は、財政調整基金繰入金2億1,269万4,000円の追加であります。  以上、承認第5号の提案説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) この定額給付金事業ですが、定額給付、愛南町が行うのは、愛南町に住民票がある方。で、愛南町に、町に住民票はあるが実際住んでない方というのは、何人かおられるんですか。どのくらいおられます。 ○議長(内倉長藏) 浅海総務課長。 ○総務課長(浅海宏貴) 先ほどの一般質問の中でも少しお答えさしてもらったんですけれども、今時点で未申請の世帯が400世帯、その中の世帯の中で、行方不明とかこちらに住んでいない方については、全てを把握は未だしておりません。申請ができない方の精査をして、それからその後にそういう方も調査をしていこうと思っております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 反対に愛南町に住んでられるけど愛南町には住民票のないという方は、これは国勢調査せんと分からんのかな、今の段階では分かりませんか。 ○議長(内倉長藏) 浅海総務課長。 ○総務課長(浅海宏貴) その点につきましても、同様に把握はできていない状況でございます。 ○議長(内倉長藏) 他にございますか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 他に質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、承認第5号を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、承認第5号、専決処分第6号の承認を求めることについて(令和2年度愛南町一般会計補正予算(第1号))は、原案のとおり承認されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第10 報告第2号 愛南町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について ○議長(内倉長藏) 日程第10、報告第2号、愛南町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを議題とします。  報告を求めます。  立花企画財政課長。 ○企画財政課長(立花慶司) 報告第2号、愛南町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、説明をいたします。  本案は、先般3月定例会において、令和元年度一般会計補正予算(第5号)中、第2表で繰越明許費として承認を頂きました事業について、繰越計算書を調製いたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものであります。  それでは、内容について説明いたしますので、次ページの繰越計算書を御覧ください。  2款1項緊急避難道路整備事業190万円から、4ページ、11款2項河川災害復旧事業3,450万円までの22事業で、繰越限度額の合計額は、7億7,579万1,000円、そのうち翌年度への繰越額は7億6,205万円であります。  なお、翌年度繰越額に対する財源内訳の合計は、未収入特定財源のうち、国庫支出金が2億5,285万9,000円、県支出金が1億4,765万2,000円、地方債が2億7,150万円、負担金が457万2,000円であり、それ以外に、一般財源8,546万7,000円を財源としております。  以上、報告第2号の説明とします。よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 報告が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないようなので、これで報告第2号、愛南町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第11 報告第3号 愛南町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について ○議長(内倉長藏) 日程第11、報告第3号、愛南町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について。  提案理由の説明を求めます。  立花企画財政課長。 ○企画財政課長(立花慶司) 報告第3号、愛南町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について説明いたします。  本案は、平成30年度農業用施設災害復旧事業に係る事故繰越し繰越計算書を調製いたしましたので、地方自治法施行令第150条第3項の規定により議会に報告するものであります。  それでは内容について説明しますので、次ページの令和元年度愛南町事故繰越し繰越計算書を御覧ください。  11款1項農林水産施設災害復旧費、事業名は、農業用施設災害復旧事業で、翌年度への繰越額は4,609万8,000円であります。  なお、翌年度繰越額に対する財源内訳は、未収入特定財源のうち、県支出金が3,132万5,730円と一般財源1,477万2,270円を財源としております。  以上、報告第3号の説明とします。よろしくお願いいたします。
    ○議長(内倉長藏) 報告が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) なかなかこの災害復旧、大きな水害からなかなかこの工事が進まない、時間を要してくるんですが、この中に工程調整に時間を要したという理由があるんですが、具体的にどういうことでこんなに遅れておるのか。それとも業者がなかなか仕事が多くてできないのか、どうなんですか。 ○議長(内倉長藏) 吉村農林課長。 ○農林課長(吉村克己) お答えいたします。  詳細につきましては、復旧工事の集中による労務者不足により、地元業者の人員確保の状況を踏まえた工期の余裕期間を設定する等の計画変更を余儀なくされたということで、不測の日数を要したということの理由にしております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 土居議員。 ○15番(土居尚行) この繰り越した、今年度中には完了する予定ですか。 ○議長(内倉長藏) 吉村農林課長。 ○農林課長(吉村克己) 今年度中には完了する予定としております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 他にございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) ほかに質疑がないようなので、これで報告第3号、愛南町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第12 報告第4号 愛南町温泉事業等特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について ○議長(内倉長藏) 日程第12、報告第4号、愛南町温泉事業等特別会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを議題とします。  報告を求めます。  尾﨑一本松支所長。 ○一本松支所長(尾﨑弘典) 報告第4号、愛南町温泉事業等特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について説明いたします。  本案は、3月定例議会で承認を頂きました、繰越明許費に係る繰越計算書を調製いたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により議会に報告するものであります。  それでは内容について説明しますので、次ページの令和元年度愛南町温泉事業等特別会計繰越明許費繰越計算書を御覧ください。  2款3項一本松温泉あけぼの荘事業費、事業名は、あけぼの荘管理運営事業で、繰越限度額は、1,871万6,000円で、そのうち翌年度への繰越額は温泉水運搬用タンクローリーの購入費用1,398万円であります。その財源は、前年度繰越金であります。  以上、報告第4号の説明といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 報告が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。 ○議長(内倉長藏) 質疑ございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないので、これで報告第4号、愛南町温泉事業等特別会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――       ◎日程第13 第41号議案 愛南町税条例の一部改正について ○議長(内倉長藏) 日程第13、第41号議案、愛南町税条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  山本税務課長。 ○税務課長(山本光伸) 第41号議案、愛南町税条例の一部改正について提案理由の説明をいたします。  本案は、新型コロナウイルス感染症及び蔓延防止のための措置が納税者等に及ぼす影響の緩和を図るため、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、3ページの新旧対照表を御覧ください。  まず、第1条による改正として、附則第10条の改正については、固定資産税の課税標準の特例に係る読み替え規定において、地方税法の一部改正に伴い、一定以上売上が減少した中小事業者等の事業用家屋及び償却資産に対する固定資産税の課税標準の特例規定、及び、先端設備等に該当する事業用家屋及び構築物に対する固定資産税の課税標準の特例規定を追加するものであります。  第10条の2の改正については、第25項に、先端設備等に該当する事業用家屋及び構築物に対する固定資産税の課税標準の特例として、条例で定める割合をゼロとする規定を追加するものであります。  第15条の2の改正については、軽自動車税の環境性能割の臨時的特例措置が適用される取得時期を、6か月間延長するものであります。  4ページ、第24条については、新型コロナウイルス感染症等に係る徴収猶予の特例に係る申請等の手続について、準用規定を追加するものであります。  次に、第2条による改正として、附則第10条の改正については、固定資産税の課税標準の特例に係る読み替え規定において、地方税法の一部改正により、新型コロナウイルス感染症等に係る寄附金税額控除の特例規定及び住宅借入金等特別税額控除の特例規定が追加されたことに伴う、条ずれの改正を行うものであります。  第10条の2の改正については、第25項において、先端設備等に該当する事業用家屋及び構築物に対する固定資産税の課税標準の特例として条例で定める割合の規定について、地方税法の一部改正により、新型コロナウイルス感染症等に係る寄附金税額控除の特例規定及び住宅借入金等特別税額控除の特例規定が追加されたことに伴う、条ずれの改正を行うものであります。  第25条については、新型コロナウイルス感染症特例法に規定する指定行事を中止等にした場合において、その払戻し請求権を放棄した場合は、寄附金控除を適用させる規定を追加するものであります。  5ページ、第26条については、住宅ローン減税の控除期間の特例措置について、新型コロナウイルス感染症特例法の規定の適用を受けた場合においては、その適用要件である入居期限を1年間延長するための規定を追加するものであります。  議案の2ページにお戻りください。  附則として、この条例は、第1条の規定は、公布の日から、第2条の規定は、令和3年1月1日から、それぞれ施行することとしております。  以上、第41号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、第41号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第41号議案、愛南町税条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第14 第42号議案 愛南町国民健康保険条例の一部改正について ○議長(内倉長藏) 日程第14、第42号議案、愛南町国民健康保険条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  中田町民課長。 ○町民課長(中田 章) 第42号議案、愛南町国民健康保険条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の抑制を図るため、新型コロナウイルス感染症に感染するなどした国民健康保険被保険者のうち、一定の要件を満たした被用者に傷病手当金を支給するため、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、新旧対照表の4ページを御覧ください。  目次中「第8条」を「第8条の2」に改め、第4章中「第8条」の次に「第8条の2」を加えます。  第8条の2第1項では、傷病手当金の支給を受けることができる被保険者の要件について、第2項では、傷病手当金の額の算定方法について定めております。  第3項では、傷病手当金の支給期間について、第4項では、療養期間中に給与等を受けた場合における傷病手当金の支給基準について定めております。  5ページを御覧ください。  第5項では、新型コロナウイルス感染症に感染した被保険者が、受けることができる給与等を受け取ることができなかった場合の救済措置について、第6項では、救済措置を講じて町が支給した額に対する徴収規定について定めております。  議案の3ページにお戻りください。  附則として、この条例は公布の日から施行し、改正後の条例第8条の2の規定は、令和2年1月1日から同年9月30日以後の規則で定める日までの間にある場合に適用することとしております。  以上、第42号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、第42号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立)
    ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第42号議案、愛南町国民健康保険条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第15 第43号議案 愛南町後期高齢者医療に関する条例の一部改正について ○議長(内倉長藏) 日程第15、第43号議案、愛南町後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  中田町民課長。 ○町民課長(中田 章) 第43号議案、愛南町後期高齢者医療に関する条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、愛媛県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の一部が改正され、新型コロナウイルス感染症に感染した後期高齢者医療被保険者のうち、一定の要件を満たした被用者に愛媛県後期高齢者医療広域連合が傷病手当金を支給することになったので、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、3ページの新旧対照表を御覧ください。  第2条、愛南町において行う事務のうち、「第8号」を「第9号」に改め、「第7号」の次に本町が行う事務として、傷病手当金の支給に係る申請書の提出の受付に関する文言を加えます。  議案の2ページにお戻りください。  附則として、この条例は公布の日から施行することとしております。  以上、第43号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、第43号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第43号議案、愛南町後期高齢者医療に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第16 第44号議案 愛南町手数料徴収条例の一部改正について ○議長(内倉長藏) 日程第16、第44号議案、愛南町手数料徴収条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  中田町民課長。 ○町民課長(中田 章) 第44号議案、愛南町手数料徴収条例の一部改正について提案理由の説明をいたします。  本案は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部が改正され、個人番号を通知するための通知カードが廃止されたことから、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、新旧対照表の4ページを御覧ください。  別表(第2条関係)9の部の行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に関する事務のうち、1の項の省令の規定に基づく通知カードの再交付に係る事務の文言と同事務の手数料を削り、2の項を繰り上げるとともに改正法に合わせて字句の整理を行うものです。  議案の3ページにお戻りください。  附則として、この条例は、交付の日から施行し、令和2年5月25日から適用することとしております。  以上、第44号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、第44号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第44号議案、愛南町手数料徴収条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  ◎日程第17 第45号議案 愛南町特定教育・保育施設及び特定地域型                保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について ○議長(内倉長藏) 日程第17、第45号議案、愛南町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  幸田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(幸田栄子) 第45号議案、愛南町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について提案理由の説明をいたします。  本案は、子ども・子育て支援法の一部を改正する法律の公布により特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の一部が改正され、保育施設に求められる基準や関係規定などが変更されたため、条例の一部を変更いたしたく提案するものであります。  今回の主な改正点は、幼児教育・保育無償化の制度改正により、食事の提供に要する費用の取扱いの変更及び文言の修正等を行うものです。  幼児教育・保育無償化に伴い、食事の提供に要する費用が改正され、幼稚園、保育所ともに3歳以上の給食費用は保護者負担となりました。  これにより、保育所で保護者から徴収できる対象を「主食費のみ」から「主食費及び副食費」へと変更し、さらに副食費については低所得者世帯及び第3子となる児童は徴収を免除する規定を追加するものであります。  文言の修正につきましては、「支給認定」、「支給認定保護者」などの用語を「教育・保育給付認定」、「教育・保育給付認定保護者」などに整理するものであります。  それでは、改正内容の説明をいたしますので、10ページの新旧対照表を御覧ください。  まず、第2条の改正については、用語の修正、追加をするものです。  11ページ、第3条の改正については、特定教育・保育施設等の内容や水準について子供の保護者の経済的負担について適切に配慮されたものでなければならない旨を追加するものです。  11ページから12ページ、第4条から第7条の改正については用語等の変更をするものです。  12ページ、第8条の改正については、支給認定証に代わる通知での対応について追加をするものです。  13ページ、第9条から第11条の改正については、用語等の変更をするものです。  13ページからの第13条の改正については、先ほど説明させていただきました保育料の無償化に伴う変更及び食事の提供の費用の取扱いを変更するものです。  16ページから20ページ、第14条から第34条の改正については、用語等の変更をするものです。  20ページ、第35条の改正については、特別利用保育の基準について、第3項に施設型給付費に特例施設型給付を追加するものです。  21ページから23ページ、第36条から第41条の改正については、用語等の変更をするものです。  24ページ、第42条の改正については、特定地域型保育事業者の運営体制について改正をしております。連携施設の確保義務について緩和及び免除の規定を追加するものです。  26ページ、第43条の改正については、3歳以上の保育の無償化により利用者負担額の規定部分を削除するものです。  27ページから31ページ、第44条から第52条の改正については、用語の変更、文言の読み替えをするものです。  32ページ、附則第2条の改正については、特定保育所に関する特例内容を修正するものです。  32ページ、附則第3条の改正については、施設型給付費に関する経過措置を削除するものです。  33ページ、附則第5条の改正につきましては、連携施設の確保を求めないことができる期間を10年に変更しております。  改正条例、9ページにお戻りください。  附則としてこの条例は公布の日から施行することとしております。  なお、国の政令において、施行日である令和元年10月1日からの1年間は、国の運営基準を町の運営基準とみなすとの経過措置が設けられております。  以上、第45号議案の説明といたします。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。
     討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、第45号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第45号議案、愛南町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  ◎日程第18 第46号議案 愛南町放課後児童健全育成事業の設備及び                運営に関する基準を定める条例の一部改正について ○議長(内倉長藏) 日程第18、第46号議案、愛南町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  幸田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(幸田栄子) 第46号議案、愛南町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令に基づき、放課後児童支援員要件の拡大を図るため、条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。基準省令において、放課後児童クラブには、放課後児童支援員を配置することが定められ、その資格要件として、保育士等の資格を有し、かつ、都道府県知事または指定都市の長が実施する研修を修了した者でなければならないとされております。  今回の改正により、中核市の長も研修を実施する権限を有することで、放課後児童支援員認定資格研修の受講機会が拡充し、放課後児童支援員の確保等を図るものです。  それでは、改正内容の説明を行いますので、2ページの新旧対照表を御覧ください。  第10条第3項中「指定都市」の次に「若しくは同法第252条の22第1項の中核市」を加えます。  1ページにお戻りください。  附則として、この条例は、公布の日から施行することとしております。  以上、第46号議案の説明といたします。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) ここで言われる中核市というのは、愛媛県の場合においたらどこらが当たるんですか。 ○議長(内倉長藏) 幸田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(幸田栄子) お答えします。  愛媛県は松山市が加わる形になるかと思います。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 今まで多分、県がやっとった、それが松山市と県になるということですかね。この地域ではあまり変わらないということになる。 ○議長(内倉長藏) 幸田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(幸田栄子) はい、そうですね。今まで県がしていた分に、県内では松山市が研修を開くことができるという規定が追加されたことになります。研修機会としては増えたということにはなるかとは思います。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 他にございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 他に質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、第46号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第46号議案、愛南町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第19 第47号議案 愛南町固定資産評価審査委員会条例の一部改正について ○議長(内倉長藏) 日程第19、第47号議案、愛南町固定資産評価審査委員会条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  浅海総務課長。 ○総務課長(浅海宏貴) 第47号議案、愛南町固定資産評価審査委員会条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、本条例の条文に規定する法律が改正されたことにより、改正するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、2ページの新旧対照表を御覧ください。  第6条第2項中「行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律第3条第1項」を「情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律第6条第1項」に改めるものであります。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は、公布の日から施行することとしております。  以上、第47号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、第47号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第47号議案、愛南町固定資産評価審査委員会条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  ◎日程第20 第48号議案 R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事(分割の2)請負契約の変更について ○議長(内倉長藏) 日程第20、第48号議案、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事(分割の2)請負契約の変更についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 第48号議案、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事(分割の2)請負契約の変更について提案理由の説明をいたします。  本案は、令和2年3月9日に請負契約の議決を受けている工事の変更契約に係るものであります。  本事業は、魚神山地区において既存の離岸堤の天端高不足から、かさ上げを実施するものであり、昨年度より継続の整備事業であります。  今回、入札の結果生じた減少金などを充当して、事業促進を図り早期完成を目指すため、変更設計を行い県当局の確認を受けましたので、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものであります。  変更工事の内容については、添付図面により説明をしますので、2ページを御覧ください。  施工場所は魚神山漁港、真浦地区であります。  次に、3ページから5ページに平面図、縦断図、標準断面図を添付しております。  まず、3ページの平面図及び4ページの縦断図を御覧ください。  赤く着色している部分が当初契約分となり、緑色に赤斜線が変更部分となります。  5ページの標準断面図を御覧ください。  変更内容は、消波ブロック製作及び据付けで当初の215基から72基増工して287基の製作を行い379基を据付けする計画であります。  最初のページにお戻りください。
     契約の内容については、1の契約の目的、2の契約の方法は、変更ありません。  3の契約金額につきましては、1億2,045万円を1億4,002万6,000円に変更し、1,957万6,000円増額します。4の契約の相手方も、変更はなく、株式会社末廣組です。  なお、工期につきましては、令和2年9月30日を予定しています。  以上、第48号議案の説明とします。御審議のほどよろしくお願いします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 入札減少金を活用してブロックをその分で作るということなんですが、入札減少金の件で、なかなか質問する機会がないのでここで質問させていただきますが、たまたま5,000万以上の議会の議決を要するこれ案件ですので、入札減少金のことが議会に出てます。しかし、5,000万以下の入札の場合には、入札減少金が出て、入札減少金があるからといってそれを活用しても議会に報告することは全くないんですよ。で、分かるのは次の年の決算ぐらいまで分からないんです、その減少金がどのように使われたのか。使ったのか使われないのか。よくあることなんですが、理事者でも構いません、入札を担当する者で構いませんが、この入札減少金の取扱いについて、私はやっぱり予算を立てたものですから、議会に報告する義務があるんではないかと思うんですが、どういうお考えをお持ちですか。 ○議長(内倉長藏) 立花企画財政課長。 ○企画財政課長(立花慶司) 入札減少金について、お答えをさしていただきます。  本町の予算編成としましては、事業予算を基本としております。結果、入札による減少金が生じたとしましても、基本的には他事業に流用することなどなく、また、安易に増額をすることなく執行に努めていただくようお願いをしております。  ただ、緊急的に事業費が増額する場合もまれにございますので、そういった場合につきましては、その減少金を活用して事業を継続するような取組としております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 活用した場合に、何らかの機会で議会に報告するつもりはあるかないかと聞いている。 ○議長(内倉長藏) 立花企画財政課長。 ○企画財政課長(立花慶司) その内容については、御指摘のとおり過去報告をしたことがございませんので、事業本数等も内容確認をさしていただいて、検討さしていただき、また改めて回答させていただければと思っております。  以上です。 ○議長(内倉長藏) 他に質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 他にないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、第48号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第48号議案、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事(分割の2)請負契約の変更については、原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。  時間内に本日の全日程審議を終了することができないと思われますので、本日の会議時間は30分間延長したいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 異議なしと認めます。  30分間延長いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第21 第49号議案 R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事(分割の3)請負契約について ○議長(内倉長藏) 日程第21、第49号議案、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事(分割の3)請負契約についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 第49号議案、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事(分割の3)請負契約について提案理由の説明をいたします。  本事業の整備目的は第48号議案と同様であります。  本契約は、そのうち離岸堤の基礎工及び消波ブロック製作据付けを施工するもので、令和2年5月22日に入札を執行しております。  工事の内容については、添付図面により説明しますので、2ページを御覧ください。  施工場所は魚神山漁港、真浦地区であります。  次に、3ページから5ページに平面図、縦断図、標準断面図を添付しております。  まず、3ページの平面図を御覧ください。  赤色に黒の斜線の部分が今回の工事実施部分であります。  工事概要については、4ページの縦断図を御覧ください。  赤色に黒の斜線の部分が実施部分であります。概要は、基礎捨て石1万146立方メートル及び消波ブロック製作280基、据付け266基を施工します。  この工事については、5月22日に入札をした結果、株式会社末廣組が1億9,140万円で落札しましたが、この工事の予定価格が5,000万円を超えており、議会の議決が必要なため提案するものであります。  最初のページにお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的は、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事(分割の3)、2の契約の方法は、条件付一般競争入札による契約、3の契約金額は1億9,140万円、4の契約の相手方は、南宇和郡愛南町須ノ川700番地、株式会社末廣組、代表取締役、末廣修康であります。  この入札に係る参加業者は、町内の業者で、株式会社酒井組、株式会社末廣組の2社となっており、落札率は96.8%、工期については、契約の翌日から令和3年3月5日までを予定しています。  以上、第49号議案の説明とします。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 討論なしと認めます。  これより、第49号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長藏) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第49号議案、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事(分割の3)請負契約については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第22 第50号議案 令和2年度愛南町一般会計補正予算(第2号)について ○議長(内倉長藏) 日程第22、第50号議案、令和2年度愛南町一般会計補正予算(第2号)についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) 第50号議案、令和2年度愛南町一般会計補正予算(第2号)について、提案理由の説明をいたしますので、7ページを御覧ください。  今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ、20億3,617万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ176億9,162万5,000円とするものであります。  それでは、歳出から説明しますので、35ページを御覧ください。  2款総務費は、支所費において、西海支所2階大会議室空調機改修工事費418万円の追加等であります。  43ページに飛んでいただき、3款民生費は、児童福祉総務費において、新型コロナウイルス感染拡大防止対策に係る衛生用品の購入費として、放課後児童クラブに55万円、保育環境改善支援事業へ100万円、病児保育事業に50万円、地域子育て支援事業に50万円及び独り親家庭等への支援として1世帯当たり3万円を支給する子育て応援臨時給付金567万円の追加等であります。  51ページに飛んで、4款衛生費は、上水道費において、上水道企業会計補助金2,621万8,000円の追加であります。  6款農林水産業費は、農業振興費において、新規就農者の確保・育成・定着や優良農地の維持強化を図るため、事業実施主体であるJAえひめ南に対し、次世代ファーマーサポート事業補助金506万5,000円、鳥獣被害防止総合対策事業費補助金4,660万5,000円及びかんきつ加工施設整備事業に係る愛南柑橘営農環境改革推進事業費743万6,000円のそれぞれ追加等。53ページ、農地費において、農道奈呂線道路新設工事費3,410万円のほか、単独事業として実施する農道維持補修事業費9,413万3,000円、水路維持修繕事業費2,735万7,000円及び、県営土地改良事業負担金5,177万5,000円のそれぞれ追加、林業総務費において、国庫補助事業として実施する、林道松尾光野線道路舗装工事費1,395万円の追加、55ページ、水産業振興費において、コロナウイルス終息後の海外販路開拓の拠点となる梱包施設整備の支援として、事業実施主体の愛南漁協に対し、輸出環境整備緊急対策事業補助金1,370万円、コロナウイルス感染症拡大により停滞した消費を取り戻すための取組として、エコバッグの作成や各漁協への国産水産物販売促進緊急対策事業補助金650万円を含む水産物販売促進事業費957万7,000円のそれぞれ追加、57ページ、漁港管理費において、漁港施設維持管理事業費8,191万7,000円、国庫補助事業として実施する、水産物供給基盤機能保全事業費7,450万円及び海岸堤防等老朽化対策事業費2億円の追加、59ページ、漁港建設費において、魚神山漁港海岸保全施設整備事業費4億4,400万円、網代漁港漁村再生交付金事業費2億円の追加等であります。  7款商工費は、商工業振興費において、新型コロナウイルス感染症対策中小企業者経営支援事業に1億6,100万円、61ページ、産直市送料割引支援事業に820万円の追加、観光総務費として、新型コロナウイルス感染症対策ぎゅぎゅっと愛南!夏の陣中見舞い事業300万円、指定管理施設の休業要請に係る営業補償として、旅客船特別会計繰出金437万7,000円、ゆらり内海指定管理委託料553万4,000円、山出憩いの里温泉指定管理委託料445万8,000円の追加等であります。  65ページ、8款土木費は、道路維持費において道路維持整備事業費1,350万円、道路新設改良費において、道路新設改良事業費2,663万円のそれぞれ追加、砂防費において、中下B地区集落・避難路保全斜面地震対策工事費2,000万円ほかの砂防事業費として、合わせて6,300万円の追加等であります。  67ページ、10款教育費は、事務局費において、国庫補助事業として実施するGIGAスクール構想に伴う校内ネットワークの整備及びタブレット端末の購入経費に係る学校ICT管理事業費2億6,923万8,000円の追加、69ページ、中学校費の教育振興費において、新型コロナウイルス感染症拡大防止によって、中止した中学生海外研修事業費690万円の減額であります。  75ページに飛んで、保健体育振興費において、トライアスロン大会中止による実行委員会補助金700万円の減額であります。  11款災害復旧費は、林業施設災害復旧費において、国庫補助事業として実施する、林道シュウシヤブ線の災害復旧工事費2,263万1,000円の追加、77ページ、道路橋梁災害復旧費において、国庫補助事業及び町単独事業として実施する、道路災害復旧事業費1,300万円の追加等であります。  1ページ戻っていただき、76ページ、14款予備費は、今回のウイルス対策において想定外の予算超過に備えるため8,000万円を追加するものであります。  次に、歳入について説明しますので、21ページを御覧ください。  6款法人事業税交付金は、県から町へ法人事業税の一部を交付する制度の創設に伴い1,205万5,000円の追加、23ページ、総務費国庫補助金において、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億4,128万9,000円の追加、農林水産業費国庫補助金において、高潮対策費補助金2億2,200万円及び海岸堤防等老朽化対策事業費補助金1億円のそれぞれ追加、教育費国庫補助金において、GIGAスクール構想補助金8,549万7,000円の追加であります。  15款県支出金は、農林水産業費県補助金において、農業費補助金5,785万2,000円、林業費補助金1,289万7,000円及び25ページ、水産業費補助金2億6,725万円のそれぞれ追加、土木費県補助金の河川費補助金3,780万円、及び災害復旧費県補助金において、農林水産施設災害復旧費補助金2,072万9,000円のそれぞれ追加であります。  18款繰入金は、財政調整基金繰入金5億5,969万6,000円の追加等であります。  27ページ、21款町債は、過疎対策事業債ほかで、計5億380万円の追加であります。  以上、第50号議案の提案説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
    ○議長(内倉長藏) 説明が終わりました。  お諮りします。  第50号議案、令和2年度愛南町一般会計補正予算(第2号)について、提案理由の説明が終わったところですが、本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(内倉長藏) 異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて延会することに決定しました。  6月19日最終日は、午前10時より会議を開きます。  本日はこれで延会します。                午後 5時07分 延会 上記のとおり会議の次第を記載して、その相違ないこと証するため署名する。        議     長  内 倉 長 蔵        会議録署名議員  土 居 尚 行        会議録署名議員  西 口   孝...